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ダビデ像が包茎で短小はホント?包茎にまつわる謎と4つの定説

2021-11-16

ダビデ像 包茎

ダビデ像は割礼を受けていない包茎で、しかも短小ペニスなのを一度は聞いたことがあるかもしれません。

実はダビデ像に限らず、古代ギリシャやローマにおいては短小ペニスが一般的に描かれていました。

この記事では、ダビデ像が包茎・短小の理由、ミケランジェロの意図など歴史的な観点から解説します。

結論から言えば、ダビデ像はルネサンス芸術および作者ミケランジェロによって、意図的に包茎、短小に製作されようです。

包茎なびでは、包茎に関する基礎知識を紹介していますので、そちらも合わせて確認してみてください。

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ダビデ像は包茎・短小ペニスの謎

ダビデ像のペニスが短小は本当?

出典:Wikipedia

ダビデ像はミケランジェロ(1475年フィレンツェ誕生、1564年ローマ没)が1504年9月8日に公開したルネサンス期を代表する彫刻品です。

写真を見て分かりますが、体の大きさに対してペニスのサイズが異様に小さいのが見て取れると思います。

ちなみに、ダビデ像は現在はイタリア・フィレンツェにあるアカデミア美術館に収蔵されています。

ダビデ像は真性包茎

ダビデ像のペニスの拡大写真

尿道口の部分を拡大して見てみると、包皮をかぶっていて明らかに包茎なのが分かります。

しかも、包皮口がかなり小さいため、勃起しても皮がむけない真性包茎であることが見て取れます。

同様に、見た目から皮が包皮を締め付けているカントン包茎ではないことも確実です。

包茎のダビデ像がおかしい理由

出典:Wikipedia

ダビデ像もモデルとされるダビデ王は、旧約聖書に登場する古代イスラエルの二代目の王です。

イスラエルでは古代から現在に至るまで、生後まもなく陰茎の包皮の一部を切除する割礼(かつれい)の儀式が行われています。

歴史的にはダビデ王も確実に割礼を受けており、彫刻像のように真性包茎ではありませんでした。

つまり、芸術作品としてのダビデ像が真性包茎なのは、イスラエル文化や事実から考えると辻褄が合わないわけです。

ダビデ像のペニスは短小?

ダビデ像は包茎だけでなく、体のサイズに比べてペニス小さいことも不思議です。

体のサイズからすれば、1.5倍ぐらいのサイズでもおかしくないので、意図的に小さく作られたとしか考えられません。

これは後ほど紹介しますが、失敗作などではなく、意図的に表現されています。

 

ダビデ像が包茎である2つの定説

定説1.包茎・短小はルネサンス芸術の表現

古代ギリシアのルネサンス時代の芸術においては、古代ギリシア人の行っている割礼は野蛮という考えがありました。

割礼の跡を残すと芸術品として台無しになると考えたため、作者のミケランジェロは意図的にダビデ像を短小で包茎に描いたというのが定説です。

しかし、この考え方は聖書での割礼を推奨する考え方とは真逆です。それが、「なぜ包茎か?」と些細なことにみえることが大きな議論を呼んだ理由です。

聖書には次のように書かれています。

あなたたちの男子はすべて、割礼を受ける。包皮の部分を切り取りなさい。これが、わたしとあなたたちとの間の契約のしるしとなる。いつの時代でも、・・・生まれてから8日目に割礼を受けなければならない

そのため、この説も確実に合っているわけではありません。あくまで定説です。

定説2.ダビデ像はダビデ王ではない説

強引かつマイナーな説としては、このダビデ像はダビデ王とは別人物という説もあります。

割礼を推奨していない国の別人であれば、包茎であることも納得いきます。

しかし、彫刻には石を詰めた子袋を左手に持っていることから、明らかにゴリアテ戦(後述)のダビデ王を描いた可能性が高いです。

そのため、この説は根拠が乏しく無理やり決めた感が強いので、信憑性は低い説だと考えられます。

 

ダビデ像が短小である2つの定説

ダビデ像が短小である理由も2つ定説があります。どちらも信憑性が高く、意図的に小さく表現されたことが分かります。

定説1.ルネサンス芸術の表現を重視

大きなペニスは野蛮性、醜悪さ、強欲、愚かさの象徴で、小さなペニスは知性、教養、道徳の象徴と考えられていたようです。

ダビデ像が作られる一昔前はむしろ真逆で、ヨーロッパ文化の最古層においては性器崇拝があり、ペニスが強調的に表現されていました。

そういった風潮もあって、ミケランジェロは芸術作品の美しさや印象を担保するため、あえて小さなペニスに作ったと言われています。

定説2.設置場所を考慮して作られた

ダビデ像は部位ごとに見ると、とても均整の取れた体であり、人間の体を正しく表現してあります。

しかし、ダビデ像をよく見ると下半身に比べて上半身の方が比率が大きく見えます。顔や腕と足を比べてみるとよく分かります。

これは銅像を下から見上げる場所(本来この像は高い台座に載せてヴェッキオ宮殿正面もしくは教会のファザード)に設置する前提で作られたため、下半身が小さく表現したというのが定説です。

ところが、現在はその意図と反してアカデミア美術館のホール中央に鎮座されており、それゆえ益々ペニスが小さく見えているようです。

 

ダビデ像が包茎に対するSNSの口コミ

ダビデ像 包茎 口コミ・評判

ダビデ像を「短小包茎」と言うのは待ちなさい♥古代ギリシアでは短小包茎は品が良くて知性があって理性的と言われてて、決してダビデくんは理由も無く短小で包茎なわけじゃないのよ♥これからは優しく接してあげてね♥
出典:Twitter

俺がお茶飲んでる時に、親が「そんな身体鍛えて、ダビデ像でも目指してるの?包茎だし」って言ってきて吹き出しそうになった。
出典:Twitter

短小包茎が美しいとされた時代もあったんやで。ワシは美術史やったから(ではないが)詳しいんや。ダビデ像なんか短小包茎やろ。
出典:Twitter

実は…人類の歴史では包茎こそが美しいちんことされてた時代は長かったのです…ローマにあるダビデ像、包茎です。古代ギリシャでは包茎こそが美チンコだったのです…何が言いたいか、、、つまり、NO 高須クリニック。価値観は時代によって変わる。包茎でも堂々としてればいいんですよ。
出典:Twitter

安心したまえ、かの有名なダビデ像だって包茎。日本人のほとんどは仮性包茎なんだから。
出典:Twitter

ちなみに僕は以前から言ってるのですが、包茎や短小が恥ずかしいという価値観がおかしい。ミケランジェロのダビデ像は包茎短小であるが、あの時代は局部が小さいほど理性的で賢いと評価されていたのです。局部の大小にコンプレックスを感じる必要など無いのです。
出典:Twitter

ダビデ像を包茎だと馬鹿にする人が多い中、Twitterでは包茎自体も含めて擁護するコメントが多い印象でした。

中には吹き出しそうなネタを絡めてくるツイートも見かけました。笑

男性の7割は仮性包茎と言われていますし、一国の王も包茎だったので、恥ずかしがる必要はないのかもしれませんね。

最後にダビデ王とソロモン王、ゴリアテとの関係について紹介して終わります。(包茎・短小の話題は終わりです)

 

ダビデ王の伝説とソロモン王の関係

ダビデは旧約聖書に登場する英雄

出典:Wikipedia

ダビデは旧約聖書「サムエル記」に登場する英雄であり、イスラエル2代目の王です。写真の手前がダビデ、奥の槍を持つ巨人がゴリアテです。(この頃のダビデは15歳前後とされています)

ダビデは紀元前1040年にベツレヘムで生まれ、紀元前961年にエルサレムで没しています。

ダビデ像は元は羊飼いで、初代イスラエル王サウルに見込まれ、イスラエルのライバルであるペリシテ人の巨人戦士ゴリアテ(身長は約2.9m)に石を投げて倒しました

最初に紹介したダビデ像の写真で、左手に持っているのは小石を詰めた袋です。その中から1つ石を取り出し、ゴリアテの眉間に当てて倒します。

普通のサイズのダビデが巨人ゴリアテを倒したことは「ジャイアントキリング」、つまり小物が大物を仕留める意味で使われます。

ダビデの子がソロモン王

ソロモン王

ダビデよりもソロモン王の方が有名ですが、ソロモンはダビデの息子です。(画像の中央右)

古代イスラエルの最盛期を統治したのがソロモンですが、ソロモン王が生きた年代は紀元前961年です。

なぜ、歴代で最も反映したソロモン王ではなく、なぜダビデ王を選んだのか不思議ですよね。

それは、ミケランジェロが巨人ゴリアテを倒した英雄というイメージを、芸術作品に表現したかったためと言われています。

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