環状切除術は一般的で安価な包茎手術の方法です。環状切除術は仮性包茎、カントン包茎、真性包茎すべてに対応しています。
小児や児童の場合は真性包茎の場合がほとんどなので、無理に手術する必要はありません。炎症などが起きてない限りは、様子を見てください。
しかし、2次性徴期(16歳から18歳)を過ぎて包茎が治らない場合、病院やクリニックで包茎手術が必要です。
ここでは環状切除術の特徴、メリット・デメリット、口コミ評判などを解説します。
より仕上がりを重視するのであれば、環状切除術よりも亀頭直下埋没法をおすすめします。
環状切除術の特徴
環状切除術とは?
環状切除術(かんじょうせつじょじゅつ)は、病院やクリニックで実施されるスタンダードな包茎手術です。
環状切除術には、クランプと呼ばれる器具を使う場合と、医師が直接メスで執刀する2パターンがあります。
クランプ式の方がより料金が安く、人によらない均一な仕上がりができる反面、仕上がりは比較的悪くなりがちです。医師が直接執刀する方が仕上がりが良くなるのでおすすめです。
麻酔をかけた上で手術を行い、20~30分程度で手術は終わります。治療費用はあらゆる包茎手術の術式の中でも最安の50,000円前後で、保険適用できる場合は15,000円前後が多いです
包茎には3種類ある
包茎と一言で言っても、仮性包茎、カントン包茎、真性包茎の3種類あります。仮性包茎は日本人男性の7割を占め、自分で包皮をむけます。
カントン包茎は無理に包皮を剥いため、亀頭が包皮で締め付け挙げられてる状態です。そして、真性包茎は亀頭が包皮に癒着して皮が剥けない状態です。
環状切除術は全ての包茎包茎の治療として用いられます。
幼児、児童はすべて真性包茎なので皮をむこうと思っても剥けません。大人が勝手に皮を剥こうとするとカントン包茎になる危険性もあります。
なので、決して個人の判断で無理に剥かないでないでください。稀にペニスが赤く炎症を起こしている場合がありますが、その時は早めに病院で診察してもらいましょう。
子供の包茎は問題ない
小児でも包皮を縦に切開する背面切開術が紹介されている場合もあります。しかし、急ぐ必要はありません。小児の手術は負担が大きすぎます。
子供(小学生まで)は皮かぶっているのは正常です。包皮はほこり、ウイルスなどから陰茎を守る役目を果たしています。
思春期を過ぎると、体の成長と共に、自然と陰茎が大きくなり常に皮がむけた状態になります。
そして、二次性徴期の16~18歳を過ぎても、平常時に亀頭が完全に露出しなければ包茎はほぼ確定します。
逆に言えば、高校生まで包茎であっても気にする必要は無いです。ただし、中学生ぐらいで皮が自分で皮がむけない場合は、真性包茎の場合もあるので気になったら病院やクリニックで観てもらいましょう。
参考:包茎は何歳までに治すべき?手術の必要性は?包茎が確定する年齢
環状切除術の保険点数は?
環状切除術は泌尿器科でも行われる一般的な包茎手術法です。
包茎には仮性包茎、カントン包茎、真性包茎の3種類ありますが、真性包茎とカントン包茎が保険適用の対象です。
環状切除術の保険点数は1点10円で2,040点、つまり20,400円です。これに診察料、お薬など処方薬の料金が加算され、合計で50,000円になり、3割自費負担の15,000円が一般的です。
一般的には真性包茎は保険適用できますが、病院によっては保険適用外の場合もあります。なので、事前に確認してから来院するようにしてください。
病院では環状切除術が多いのですが、後ほど解説するデメリットをお読みいただければ、より仕上がりのきれいな亀頭直下埋没法も比較検討した方が良いです。
亀頭直下埋没法はクリニックのみ対応しています。クリニックの場合は保険適用外の自由診療ですが仕上がりが綺麗なのでおすすめします。
環状切除術のメリット・デメリット
環状切除術のメリット
- 手術費用が相対的に安い
- 保険適用ができる場合がある
- 裏筋を残せるので性感低下しない
- 単純な施術のため手術の失敗が少ない
- 手術時間も短い(20~30分)
環状切除術のデメリット
- ツートンカラーになる
- 傷跡が目立ちやすい
- 見た目改善したい場合、再手術が必要
- 病院やクリニックでも保険適用できない場合がある
- 病院の場合、女性の看護師が対応する場合もある
環状切除術のメリット・デメリットまとめ
環状切除術は包茎手術で最も安い施術方式です。そのため、費用を安く押さえたいため、環状切除術を選ばれる方もいます。
一方で、他の施術と比べて手術を失敗しにい反面、手術失敗しなくてもツートンカラーになったり、傷跡が目立ちやすいデメリットがあります。ツートンカラーとは、包皮の切除・縫合によって、境目に色の濃淡ができる現象のことです。
ツートンカラーになると、パッと見て包茎手術を受けたと分かるので、手術がバレやすいです。長期的には色は馴染んでくる場合もあれば、ずっと色の違いが残る場合もあります。
また、病院で受ける包茎手術では、環状切除術のみ対応している医院が多いです。一方で、クリニックでは亀頭直下埋没法などの仕上がりを重視した施術も導入されています。
料金を選ぶか、仕上がりを選ぶかで意見分かれますが、包茎手術は一生に一度で後戻りできないので、料金の安さだけで環状切除術を選ぶのはあまりおすすめしません。
環状切除術の口コミ
Twitterの口コミ
どんな時に包茎の治療が必要になるのか?
①繰り返す亀頭包皮炎
②排尿の際に包皮が風船状に膨らみ、排尿障害や尿路感染症を繰り返す場合
③宗教上の理由これらの場合には、包茎に対する治療を考慮します。逆にいえば、これら以外の場合は放っておいても問題ないことが多いです。— 🐍うっちー@小児科医🐍
出典:Twitter
契約してから手術日まで一か月ありすぐ解約できる余裕があったのに念願の仮性包茎になれることに安堵してしまい環状切除術の仕上がりや泌尿器科に受診する機会があったのに相談する事をしませんでした。これは私の落ち度でいま悔やんでも悔やみきれません。
出典:Twitter
包茎は市民病院でやれば費用は8000円くらいだけど、術式は包皮環状切除術のみで手術跡がツートンになって元包茎丸わかり、おまけに看護師は看護学校でたての見習いが担当。剃毛はわざわざ3人がかりで代わる代わる剃られる、ぎこちない手つきで思いっきり握られたり引っ張られたり手術後のガーゼ交換…。
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包茎手術は背面切開術740点 環状切除術2040点 違いがわからないww そして輪状処女膜切除術2230点って高いよww
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亀頭包皮炎は男性のデリケートな悩みの一つで、亀頭や包皮などの赤みやかゆみが特徴です。 「市販薬で治せる?」「完治するための方法は?」など気になる方も少なくないでしょう。 本記事では、亀頭包皮炎の主な原 ...
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環状切除術の口コミまとめ
環状切除術は料金が安い反面、ツートンカラーになったり、女性の看護師が対応するなど、プライバシーの観点で問題が多いです。
ペニスを見ず知らずの女性に見られたくない人、恥ずかしい思いをしたくない方はクリニックが無難です。
環状切除術であっても仮性包茎の場合は保険適用外なので注意しましょう。
男性のみのプライバシー重視された状態で包茎手術を受けたいのであれば、包茎専門クリニックを選びましょう。
亀頭直下埋没法が安価に受けられるクリニック
男性専門のクリニックで環状切除術を受けたい場合、病院ほどは安くありません。
その中でも、最も料金が安いクリニックを紹介します。
ABCクリニック
ABCクリニックでは亀頭直下埋没法に対応しています。手術費用は環状切除術の場合、仮性包茎が50,000円〜100,000円、カントン包茎が150,000円、真性包茎が150,000円です。
abcクリニックは独自の割引キャンペーン3 30 3プロジェクト(サンサンサンプロジェクト)を実施しています。
仮性包茎の環状切除術が3万円から、その他の包茎も先程の料金から30%オフで治療を受けられます。詳しい料金については下記の記事を参考にしてください。
まとめ
包茎手術の手術後の一つある環状切除術について解説しました。
仮性包茎、カントン包茎、真性包茎すべての種類の包茎で受けられます。
料金はだいたい保険適用前で50,000円前後、保険適用後は15000円ほどが多いです。
料金は包茎手術の中でも最安な反面、手術跡が他人にばれやすいツートンカラーになる他、プライバシーは配慮されないことがほとんどです。
仕上がり、プライバシーを重視するのであれば包茎専門クリニックで、環状切除術を受けることをお勧めします。