ペリカン変形は包茎手術後に亀頭直下の包皮が膨らみ、ペリカンのくちばしのように垂れ下がる状態です。
包茎手術の後遺症の一つで、一度なってしまうと治療は困難で、医療機関で治療が必須となります。
この記事では、ペリカン変形の解説、改善方法、口コミ、修正手術ができるクリニックの選び方などをわかりやすく紹介します。
包茎手術を受けた後にペリカン変形を疑っている人、予防したい人は必見です。
ペリカン変形とは?

ペリカン変形の亀頭周辺の写真
包茎手術から3ヶ月後も裏筋が腫れてるならペリカン変形
ペリカン変形は、亀頭直下埋没法や環状切除術で稀に起こる場合がある後遺症で、縫合箇所である裏筋にリンパが溜まり、膨れ上がった状態です。
包茎手術の失敗により、見た目がペリカンのくちばしに似ていることから名付けられました。別名、裏腫れ(うらばれ)とも呼ばれます。
ペリカン変形の症状・見た目には個人差があり、形状や腫れ方も様々で通常の腫れと見分けが付きにくいが、包茎手術から3ヶ月経過後も裏筋が腫れていれば、ペリカン変形の可能性が高いです。
ペリカン変形の原因は医師の技術力不足?
包茎手術では余った包皮を切除して縫合しますが、次のような原因によってペリカン変形が起こる可能性があります。
- 切除と縫合の部位のサイズ違い
- 裏筋の処置が不適切
- 包皮の切除および縫合のミス
不適切な包茎手術により、包皮が余ってリンパ液が流れ込みやすい状態が続くことで腫れが長期化します。つまり、ペリカン変形の根本原因は医師の技術力不足の場合が少なくないです。
ペリカン変形の手術要否の判定方法
包茎手術後は切除・縫合した傷が治る過程で多少なりとも腫れるので、通常の腫れとペリカン変形と見分けがつかない場合もあります。
一般的には包茎手術から約1ヶ月間は腫れが残る場合があります。人によっては2~3ヶ月も腫れが収まらず「ペリカン変形かも?」と心配される方もいます。
もし腫れてる状態で数ヶ月も待つことができなかったり、心配であれば、すぐに包茎手術を受けたクリニックのスタッフまたは医師に相談しましょう。腫れが引くまで様子を見て、3ヶ月以降でも腫れが引かないのであれば治療が必要となる場合もあります。
修正治療を受ける場合は包茎手術を受けたクリニックではなく、より技術力の高いクリニックや医師に依頼した方がうまくいく確率が高いです。
ペリカン変形に関する口コミ
ペリカン変形に関する口コミを紹介します。気になる口コミがあればタップして確認してください。
ペリカン変形は、手術後1ヶ月過ぎてから悩み始める方も多いです。触った感触は、ぶよぶよ柔らかかったり、ゴムみたいに硬かったり、人によって様々です。
これらがすべてペリカン変形かどうかは不明です。実際に、数ヶ月経って症状が改善されるケースもあります。
先ほど解説したように、1ヶ月過ぎた程度で腫れが引かず、不安があれば包茎手術をうけたクリニックへ相談して判断を仰ぎましょう。
ほとんどのクリニックでは、アフターケア無料の場合も多いので、遠慮せずに電話、メール等で相談して、必要なら再診してもらうことです。
ペリカン変形を治す方法
包茎手術を受ける際に医師に万が一ペリカン変形や腫れた場合の対処方法を聞いておくと良いです。
もしペリカン変形でない腫れである場合もあり、1ヶ月過ぎたタイミングで腫れが引かない場合は、自宅でやれることはやっておきましょう。包茎手術から数週間ほどで腫れを気にするのは時期尚早です。もう少し様子をみましょう。
自宅ケアの手順
- 包茎手術から1ヶ月後に腫れてきた
- 1~2週間ほど下記対策をする
- 効果なしならクリニックの医師に相談
放置せずマッサージしよう
1ヶ月過ぎても腫れが引かない場合、放置せず毎日自分でマッサージを試してみてください。痛みがあれば無理しないのがポイントです。
ペリカン変形のマッサージ方法
ペリカン変形は、リンパが滞った状態なので、リンパマッサージのように軽く揉んであげるのも効果的です。むりにマッサージせず、膨らみの部分を軽く押す感じでも良いです。腫れていて出っ張っている部分を指で奥に押し込む方法です。内部に溜まったリンパ液が、徐々に抜けていくことで、腫れが引いてくこともあります。
歩くとリンパが流れやすい
包茎手術してしばらくは激しい運動ができませんが、その期間でも積極的に外を無理のない範囲で歩いたり、階段の上り下りしてみましょう。脚がポンプの役割を果たし、リンパが流れやすくなります。
食生活を改善(水分とミネラルを摂取)する
リンパは液は老廃物を回収し、流す効果があります。水分が滞っていると流れにくいので、水分を積極的に摂取するのが良いです。お茶やコーヒーよりもミネラルウォーター、果物などの食品から取るのは尚良しです。アルコール類は利尿作用があり、適度ならよいですが、傷の治療を妨げるので控えた方が無難です。
身体を温めるとリンパ流れやすい
体を温めることでリンパの流れは良くなります。サウナや熱めのお風呂に入るのは効果的です。また、エアコンの温度を上げたり、下着で陰茎を冷やさないようにに気を使ってみると良いです。そして、痛みが引いているのであれば、陰茎周辺を軽くマッサージしてリンパを流してあげましょう。
ペリカン変形の修正手術
ペリカン変形の手術前にやるべきこと
ペリカン変形は自然治癒しないため再手術が必須です。その前に通常の腫れか、他の症状と間違っていないか確認が必要です。
手術を受けたクリニックで再度医師に診察してもらい診断を仰ぐのが先決ぎましょう。
有名な包茎クリニックであれば、アフターフォロー無料なので、手術後に無料で診察してくれる場合が多いです。
ペリカン変形の包茎手術の内容
ペリカン変形だと確定した場合、3つの方法があります。
ペリカン変形の症状によって選択できる治療方法は異なり、主に医師が判断します。
- 余剰包皮の切除
- リンパ液を除去
- 電気的焼灼
1.余剰包皮の切除
包茎手術のミスにより、縫合箇所の包皮余りが目立っているのであれば、包皮を切除・縫合することでリンパが溜まりにくくできます。
2.リンパ液を除去
逆に切除・縫合に問題がなければ、リンパ液を除去して腫れがおさまるかどうか確認します。これが最もリスクの少ない治療方法です。
3.電気的焼灼
包皮余りが少ない場合、電気焼灼によって焼き切ることもできます。傷跡は残りません。
ペリカン変形治療のクリニック選定方法
手術を受けた病院・クリニックとは異なる、腕の良い医療機関で受けましょう。選定基準は以下の通り。
- 病院よりもクリニックが腕が良い
- 来院したら、過去の治療実績・症例写真を見せてもらう
- 可能であれば形成外科・美容外科のクリニックを選ぶ
- 親身に相談に乗ってくれる医師・カウンセラーを選ぶ
- 料金相場から安す過ぎる、高すぎるクリニックは避ける
- 段階麻酔や全身麻酔(痛みに弱い方向け)に対応しているクリニックを選ぶ
腕の良い男性専門クリニックであれば、大抵の場合は過去の症例写真を持っており、カウンセリング時に見せてくれます。
過去のペリカン変形の治療実績(写真)を見せてもらい、本当に信頼に値するクリニックかどうかを判断しましょう。
そうでないと、修正手術にも失敗して、取り返しのつかない自体にもなりかねません。
また、料金面でぼったくりも少なくないので、料金相場を確認した上での来院をおすすめします。
おすすめのクリニック
数多くあるクリニックの中でも、美容形成×泌尿器科のメンズライフクリニック(旧 東京スカイクリニック)がおすすめです。
普通は泌尿器科ですが、形成外科は見た目の良くない状態を改善する外科のことで、単に包茎を治すだけでなく傷跡を残さない点でも丁寧な治療が受けられます。
リモート診療を実施しており、スマホから症状を診断してもらえる点も嬉しいです。院内は新型コロナウイルス感染対策も万全です。
メンズライフクリニックでは、他院手術痕修正が220,000円で受けられます。料金的に高くなく、安くもなくなので安心です。