子供の真性包茎はステロイド軟膏によって治る可能性は8割と高く、ほとんど副作用も報告されていません。
この記事では、ステロイドによる包茎治療の年齢、包茎の種類、副作用やリスク、SNSの口コミなどを解説します。
お子さんをお持ちの親御さん、そして包茎で悩んでいるお子さんは参考にしてください。
こどもの真性包茎は早めに直す
幼い子供は全て真性包茎
1歳~3歳の幼い子どもはすべて真性包茎ですが、3~4歳頃になると陰茎が成長して勃起によって包皮が自然と剥けるようになります。露出状態は亀頭や包皮輪のサイズなどで異なりますが、およそ15歳には過半数が亀頭を露出できるようになります。後悔しないように、幼いうちから小児科や泌尿器科にかかり、ステロイド軟膏による包茎治療をしておくと良いです。
真性包茎を放置するリスク
中学生ぐらいまでは真性包茎の子供も少なくないですが、思春期を過ぎて高校卒業する18歳を過ぎても真性包茎だと、一生そのままです。真性包茎を直すには主に包茎手術しかありませんが、真性包茎には次のようなリスクがあります。
- 性交渉の感度が下がる
- 女性に嫌われやすい
- 性感染症のリスクが上がる
- 悪臭が出たり、膿が溜まる
子供の真性包茎は手術よりステロイド治療
包茎手術は多少なりともリスクを伴うため、まだ年齢が18歳未満であれば、ステロイド軟膏による包茎治療をおすすめします。一方、18歳を超えた成人の真性包茎はステロイド軟膏は効果を発揮しないため、包茎手術するしか直す方法はありません。ペニスの成長は人それぞれですが、幼児期を過ぎた人であれば、早ければ早いほど効果を発揮します。
ステロイド軟膏による真性包茎の治療
ステロイド軟膏で治療できる包茎種類
ステロイド軟膏で改善効果が見込めるのは、18歳までの真性包茎のみです。仮性包茎に塗っても効果はありません。ただし、カントン包茎を繰り返している場合はステロイド軟膏が使われる場合もあります。
ステロイド軟膏治療の年齢
小学校の高学年(10歳~15歳)になっても包皮が剥けない場合、ステロイド軟膏による包茎治療を受けてみましょう。ただし、幼児(満1歳から小学校就学)や小学校低学年であっても、包茎の症状によっては治療が必要になる場合があるので、「赤み」「痒み」「腫れ」「うっ血」「裂傷」など気になる症状があるなら年齢を問わず一度医師に診てもらうことをおすすめします。
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大人は包茎矯正器具と包茎手術
ステロイド軟膏による真性包茎治療は子供向けで、皮膚が伸びにくい大人(18歳以降)はステロイドが効果を発揮しません。大人の真性包茎の場合、いきなり包茎手術をしても良いですが、キトー君、ムケル君などを使って手術せずに自宅での真性包茎の治療も可能です。それでも治らないなら、最終的に包茎手術を受けるといった2段構えの治療をオススメします。
参考記事:全国の包茎手術クリニック
ステロイド軟膏で効果なければ包茎手術
子供のステロイド軟膏による包茎治療の有効率は80%程度です。逆に言えば、10人中2人はステロイド軟膏を塗っても包茎は治らないため、根治するには包茎手術が必須となります。まだ数ヶ月しかステロイドを塗ってないなら、医師の指導の元、半年ぐらい続けてみましょう。
包茎のステロイド軟膏治療のメリット・デメリット
ステロイド軟膏治療のメリット
- 手術しないので手術ミスなし
- 痛み無し、傷跡も残らない
- 後遺症や副作用なし
- 治療費用が安い(子供は無料)
- 幼いうちから治療できる
真性包茎は医師の執刀による治療が一般的ですが、未熟な医師に当たると包茎手術ミスになり、傷跡や痛みが残ったりします。その点、ステロイド軟膏であれば、正しい処方がされれば誰が塗っても効果は同じで副作用も無いので安全です。
ステロイド軟膏治療のデメリット
- 未成年しか効果を発揮しない
- 真性包茎しか効果を発揮しない
- 個人購入による失敗が絶えない
- 包皮が長い包茎は治せない
- 包茎の根本治療はできない
ネット通販などでステロイド軟膏を購入し、本来は包皮に塗るところを、誤って亀頭に塗って失敗した事例もあります。ステロイドは本来は副作用を持つため、取り扱い、濃度、塗る部位は特に注意が必要です。
ステロイドは皮膚を柔らかくして、真性包茎の癒着を剥がす効果はありますが、包皮が長い仮性包茎や真性包茎は改善されません。包皮が長くて困っていたり、包茎を根本的に治したいなら、包茎手術による包皮の切除・縫合が必要です。
参考記事:全国の包茎手術クリニック
真性包茎のステロイド治療の口コミ
「包茎 ステロイド」に関するTwitterやYahoo!知恵袋の口コミ、コメントを紹介します。
医師によるアドバイス
中学生男子諸君へ。おちんちんに毛が生える時期になってもおちんちんの皮が剥けないなら、お父さんやお母さんなど保護者に相談して病院を受診しましょう。真性包茎という状態の可能性があります。軽度であればステロイドという塗り薬で治ることもあります。
出典:Twitter
全く亀頭が露出できない真性包茎(子供を含む)はステロイド系の軟膏を使うと皮膚が柔らかくなり剥けるようになります。3ヶ月以上は毎日塗らないといけませんが、徐々に効果が出ます。お子さまの包茎が気になる方は泌尿器科でお薬をもらってください。即手術することや無理やり剥くのはペニスを傷つけます。
出典:Twitter
ステロイド軟膏を勧められたけど説明が納得できなかったからと、福岡からおちんちん外来に。亀頭部が少し見える、包皮と亀頭部が癒着している包茎。ステロイドは適応外。亀頭部をこすっても平気になったら癒着を少しずつはがすよう指導をしました。先生方、もっとおちんちんの勉強をしてください!
出典:Twitter
ステロイド軟膏による真性包茎治療は手軽な反面、3ヶ月は続けないと効果が診られないこともあります。包茎手術は最後の方法として、我が個を思うのであれば、根気強く続けてあげてください。
ステロイド塗布を実践された親御さんの声
息子の包茎ステロイド塗布治療1ヶ月ほどでやっと少し開いてきたよ〜RS流行ってたからしばらく小児科行かずに間が空いちゃったけど数日前に行ったら1/5ほど剥けててもうちょい剥けてほしいから同じ薬を塗布継続〜
このまま無事おわりますように🙏
息子の1歳半検診で、おチンチン診てもらって 「剥いて洗う必要ありますか?」という問いに 「包茎じゃない限り、必要ないです。包茎はステロイド塗ります。昔は剥いて洗えって言われてましたよねー」と回答をいただきました。 毎日風呂に入れながら気になってたから、親として安心しました。
出典:Twitter
男の子の真性包茎でお悩みの親御さんにご連絡です。最近は普通のステロイド(リンデロンとか)を朝晩塗ることで皮を伸ばす指導があるそうで、うちの子たちもうまく行きました。くれぐれも注意事項は医療機関で確認してくださいね。なんつーか、父親としての勤めを果たした気分です。
出典:Twitter
子供の包茎が気になり、小児科や泌尿器科に通ってステロイド処方してもらう親御さんは少なくないです。年齢的には3~4歳ぐらいで剥ける気配が無ければ、一度気軽に相談してみると良いです。子供の場合は医療費かかりませんし、まだ子供の段階だと包茎治療も恥ずかしい思いしなくて済みますよね。
ステロイド軟膏による副作用と注意点
副作用は報告されていない
ステロイド軟膏を塗っても血中のステロイド濃度に大きな変化は無く、安全に使用されるとされています。包茎の治療に使われていますが、副作用はほとんど報告されていません。ちなみに、ステロイド自体に副作用が無いというわけではなく、処方された濃度が薄く、マイルドなステロイドが使われるためです。
個人判断でステロイド塗る危険性
泌尿器科やクリニックなどから処方されたステロイド軟膏であれば問題ありませんが、個人でステロイド軟膏を入手して、塗ることは次のようなリスクがある為、おすすめしません。
- 濃度が濃いと副作用が出る
- 濃度が薄いと効果が出ない
- 塗り場所を間違え痛みを感じる
- 塗る回数が少ないと効果が出ない
- やり方が合っているか不安に
- ステロイド使えない体質も
- ステロイドで治らない包茎だった
ステロイド治療を行う際には、必ず病院やクリニックで医師の診察を受けた上で、正しく処方したものを、正しい方法で塗りましょう。本来、ちゃんとステロイドで治るはずが、我流でやって失敗したらもったいないです。また、一定数ステロイドを体質的に受け入れられない人もいますが、医療機関にかからないと気づけません。個人購入だとそういった諸々のリスクを認識があるため、基本的におすすめしません。
よくある質問
ステロイド軟膏が包茎は効果があるのは何歳まで?
ステロイド軟膏を包皮に塗ることで、「表皮を伸ばす」「抗炎症作用による癒着剥離」によって改善するとされています。年齢は遅くても18歳までとされていますが、小学校前の幼児や小中学生が年齢的に良いです。年齢を重ねるほど、ステロイドによって包皮の皮膚が伸びる余地が無くなるためです。
大人の包茎もステロイド軟膏は有効?
ステロイド軟膏による真性包茎治療は子供向けで、皮膚が伸びにくい大人(18歳以降)はステロイドが効果を発揮しません。その場合、いきなり包茎手術をしても良いですが、キトー君、ムケル君などを使って手術せずに自宅での真性包茎の治療も可能です。それでも治らないなら、最終的に包茎手術を受けるといった2段構えの治療をオススメします。
まだ中高生ですが一人でステロイド治療受けられますか?
中学生であれば亀頭が成長途中の場合もありますが、気になる場合は泌尿器科で受診して判断を仰ぐと良いです。必要なものは、保険証ですが治療を行うと、後で保険費用の通知が親に届いてバレることもあります。
恥ずかしいから一人で治したいという気持ちもわかりますが、できることなら母親または父親どちらかと一緒に受診するのがベストです。その方が良い判断できます。