幼い子供はすべて真性包茎ですが、何歳までに真性包茎を治すべきか気になりますよね。
また、逆に包茎の適齢期?を過ぎた場合、いつまでに包茎手術ができるのか疑問に思う年配者の方もいると思います。
この記事では、赤ちゃん・小児(0歳~7歳)の真性包茎への対処方法、包茎手術できる下限と上限の年齢などを解説します。
子供の包茎が気になる親御様、未成年の方、60代を超える高齢者はぜひ参考にしてください。
赤ちゃんはいつまで真性包茎?対処すべき年齢は?
6歳未満は包茎への対処不要
3歳未満の子供のほとんどが真性包茎なので、包茎を過度に心配する必要はありません。4、5歳になると自然に亀頭の先端部分が少し露出可能になる子も多いですが、まだ真性包茎の子供は多いです。5歳を過ぎても日常生活で困ることが無い限りは特に何もする必要はありません。
逆に親が過剰に心配しすぎて、我流で子供の包皮を無理やりむくと、カントン包茎(包皮がむけず、戻せない状態)になります。そのことの方がリスクですし、カントン包茎になったら「むきむき体操」の記事で戻し方を確認してください。それでも戻らない場合は、直ぐに小児科または泌尿器科で治療が必要です。
6歳未満でも異常があれば泌尿器科へ
また、6歳を待たずとも、性器に次のような何らかの異常がみられる場合は、早めに小児科または泌尿器科へ受診しておくと安心です。
- 放尿時に尿が飛び散って掃除が大変
- 亀頭包皮炎(性器の炎症、赤み、痛み、むくみ、膿など)
- 外傷や痛そうな雰囲気や素振りをする
ちょっとぐらい先細のペニスや、サイズが小さいことに対しては気にする必要は無いですが、どうしても気になる場合は医師に相談してみても良いでしょう。
心配なら「むきむき体操」を実践
真性包茎を克服するために、1歳、2歳ぐらいからでも包皮を剥くトレーニングをしておくのも悪くありません。医師が推奨している「むきむき体操」という包皮を剥く方法があります。少し皮をむく感じで、包皮口が開いて見えればいずれ包皮がむける可能性があり、継続すれば半年~1年後には自然と皮がむけるようになります。大人がむりやり子供の包皮を剥くと裂傷を起こす可能性もあり危険です。正しい方法で実践してください。
ステロイド療法も
小児など若年の場合の包茎では、2005年頃から痛みを伴わず治せる「ステロイド療法」が使えます。ステロイド軟膏を塗りなら、包皮をやさしく伸ばしていく方法です。軟膏を1日2回塗るだけで、8~9割の効果があるとされています。詳しくは、小児科や泌尿器科などへ相談してみてください。
包茎手術を治すべき最適な年齢
16歳未満は自力で包茎を治す
16歳未満の場合、まだペニスが成長途中なので、真性包茎が自然に治る場合も多いです。また、小学生はまだ早いですが、中学生を過ぎる頃には、包茎矯正グッズ(キトー君、ムケル君など)で真性包茎を自宅で改善できる可能性があります。
そして、18歳以降は真性包茎を自力で治しにくくなり、包茎専門クリニック等の治療が必須となります。しかし、包皮の長さは一生変わらないため、仮性包茎を治すには各都道府県の包茎専門クリニックに受診して下さい。
包茎手術するなら16歳~18歳頃から
どうしても包茎を治す必要がある場合、16歳~18歳頃から包茎手術をした方がよいです。逆に言えば、18歳までは身体の成長に伴い自然に包茎が治る場合もあるので、急いで包茎手術はする必要はありません。
先ほど紹介した包茎矯正グッズで根気強く治してみてください。しかし、次に該当するなら成人を待たずに一度クリニックで診てもらっても良いです。
- 痛みやうっ血して変色している
- 包皮が極端に長い(極度な皮余りの包茎)
- カントン包茎(包皮が剥けない&戻せない状態)
痛みや違和感など普段とは違う症状を伴うのあれば、病院または包茎専門クリニックで早めに診てもらいましょう。
仮性包茎を自力で治すには?グッズと方法を解説
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高齢者は何歳まで包茎手術すべき?
50歳超えたら包茎手術は早めに
包茎手術は若い年齢でやっておいた方が、後々の性生活においても、コンプレックス解消のためにも役立ちます。そして、50代を超えたら、それに加えて体力的な理由で早めに包茎手術をしておいた方が良くなります。
50代、60代、70代と年齢を重ねるごとに体力はどんどん衰えていきます。いまが一番若く、体力的にも耐えられますし、大きな病気してからだと体力的にも包茎手術もやりにくくなります。寝たきりになってしまえば、一人でこっそり行くこともできなくなります。
70歳以上でも包茎手術できる場合も
最近は高齢者は健康寿命も伸びているので、高齢でも包茎手術を受ける方も増えています。体調など個人差はありますが、一般的には60代、70代までであれば体力的にも問題なく包茎手術が可能です。
終活の一環として行う方も少なくありません。介護を受ける際に、子供、孫にバレたくないというキッカケが多いです。最近では健康な高齢者も増えていますし、70代以上でも包茎手術が受けられるかどうか病院やクリニックで確認してみてはいかがでしょうか。
持病がある場合の包茎手術
還暦を過ぎると、病気を持っている人も増えてくるはずです。どういった病気の場合、包茎手術ができなくなるか気になりますよね。次に該当する場合は包茎手術ができない可能性があります。くわしくは、各都道府県の包茎専門クリニックにて、個別でご確認ください。
- 性病(性病治療後に包茎手術が可能)
- 亀頭包皮炎(亀頭包皮炎の治療後に包茎手術が可能)