10代のうちから包皮を正しく剥いて、洗うことで将来の包茎を回避したり、性器を清潔に保てます。
また、同時に亀頭包皮炎などを防ぐメリットもありますが、力任せにむくと性器を損傷するリスクもあります。
この記事では、包皮のむき方、メリット・デメリット、正しいむき方&洗い方を解説します。
包茎じゃないかと悩んでいる人も、ぜひ最後までお読みください。
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包皮のムキ癖で大人の包茎を回避しよう
すべての男児は真性包茎
すべての男児のおちんちんは真性包茎なので、常に皮(包皮)がかぶっていますが、それ自体は自然で悪いことではありません。
子供の亀頭は傷や外界の刺激から守るために包皮で包まれているからです。
年齢とともに亀頭や陰茎も成長し、包皮口(包皮の入り口)が広がり、自然と真性包茎が治る場合がほとんどです。
ムキ癖が将来の包茎を防ぐ
とはいえ、真性包茎が第二次性徴期を終える18歳頃まで続くと一生包茎で、コンプレックスを持ったり手術費用がかさんだりします。
それは、ペニスのサイズなど遺伝的な要因もありますが、中学・高校の間にムキ癖を付けなかったことも原因の一つとして挙げられます。
将来包茎になるリスクを減らす為にも包皮をむいて、剥きグセを付けておいた方が良いです。
年齢と包皮が自然とむける割合
小児の頃は真性包茎でも、歳を重ねるうちに包茎の比率が減っていきます。
年齢と真性包茎の割合は以下の通りです。
- 乳児:80%
- 幼児:60%
- 小学校低学年:40%
- 小学校高学年:20%
- 中学生:10%
- 大人:数%
年々、真性包茎の比率は減っていき、成人する頃には真性包茎はほぼ数%程度に収まります。(仮性包茎は全男性の約70%)
しかし、一定割合で大人になっても真性包茎という人も少なからずいます。
自慰行為が遅いと包茎に?
将来包茎を回避するためには、定期的に性器を「むく」行為、いわゆるムキ癖を付けることが必要です。
ムキ癖とは「包皮を男性期の根本に向かって引って、亀頭部分を露出させてまた元に戻すことの繰り返し」です。
思春期になれば、自然と数日~1週間に1回は自慰行為(皮オナニー)などで包皮を剥くことで、自然とムキ癖が付きます。
ところが、自慰行為を始める年齢が遅くなる人は、ムキ癖を付ける年齢が遅くなるので要注意です。
自分は遅い方かも?と思ったら自慰行為と共に包皮を剥く練習をしておきましょう。
【失敗しない】真性包茎による包皮の癒着を自分一人で剥がす方法
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ムキ癖を付ける際の注意点
無理に包皮をはがすと性器を損傷する
真性包茎は包皮と亀頭が癒着(くっついている)状態なので、無理やり皮を剥くと性器を損傷するリスクがあります。
また、包皮口が亀頭よりも狭い場合は亀頭が包皮によって締め付けられて(カントン包茎)、壊死や手術が必要になる場合も。
なので、包皮を力任せに剥く行為は絶対にやめましょう。少しづつ慣らしていく必要があります。
大人が無理に剥く必要は無い
幼稚園や小学校低学年ぐらいの幼い頃に、親が包皮をむいてあげたくなるのが親心ですが、亀頭包皮炎や真性包茎を防げないという報告もあります。
そのため、我が子の包皮を剥くことへの義務感や過剰なこだわりを保つ必要はないです。
また、親が小さい頃に包皮をむいてくれなかったことに対して責める必要もありません。
高校1年になったら包茎の対策をしよう
もし、14~15歳になって包皮が剥けず、真性包茎が疑われる場合は、次のグッズ等を使って早めに矯正することをおすすめします。
高校生で癒着が取れないとなれば、最後の望みは自宅で癒着をはがせるグッズやムキムキ体操です。
諦めずに続けていれば、徐々に包皮と亀頭の癒着が取れていき、自宅で自分ひとりで包茎を治すことも不可能ではありません。
10代の間に包皮を剥くメリット・デメリット
包皮を剥くメリット
10代の間に包皮を剥くメリットは次の5つです。
- 大人の真性包茎を回避できる
- おちんちんを清潔に保てる
- 亀頭包皮炎や亀頭過敏症を防げる
- 包茎手術が不要(無駄な出費の節約)
- 男性の自信を保てる
包皮を剥くデメリット
逆に男の子のおちんちんをむくデメリットは次の通り。
- 無理に剥くとカントン包茎になる
- 汚い手でむくと逆に雑菌が入るリスク
- 無理にやると痛みや恐怖心を感じる
包皮を剥くことのデメリットはそれほど多くありません。お風呂場など清潔な状態で包皮を剥くのがポイントです。
そして、焦りも禁物です。高校生や20歳以下であれば、まだ今からでも遅くは無いので諦めないでください。
10代向けの包皮のむき方と手順
包皮をむく方法・手順と注意点について解説します。
1.お風呂に入る
包皮をむくのはお風呂の中が最適です。せっけんやお湯、シャワー、ローションなど皮をむくために便利な環境だからです。
包皮や亀頭が濡れていない状態だと、摩擦が大きく簡単には剥けません。
また、場所が決まれば習慣化しやすいので、お風呂入ったら必ず包皮を剥くトレーニングを続けてみましょう。
2.器具等を使って剥く
手に石鹸を付けた状態で、適度な力加減で少しづつ剥いては戻すを繰り返します。
ローションがあればより滑りが良いので最適です。ペペローションなどはそれほど高くないので使ってみましょう。
包皮が剥けなさそうであれば、最初から全部皮をむくのではなく、絶対に無理しないのがポイントです。
繰り返していくうちに、徐々に剥ける範囲が広がっていきます。
先ほど紹介した、キトー君、ムケル君などを使うとより剥きグセが付きやすく、効果的です。
3.ぬるま湯や石鹸であらう
包皮がむけたら、包皮と亀頭の間をぬるま湯や石鹸で洗い流します。
優しく泡で洗う感じで亀頭と包皮の間に溜まったカスを取り除きましょう。
石鹸は最初はしみる可能性もあるので、その場合はぬるま湯だけでも良いです。
4.皮を元に戻す
皮をむいたら、必ず元に戻すことは大切です。お風呂から出るときには元の状態に戻しましょう。
むいた状態で放置すると、元に戻らなくなったり、亀頭が締め付けられて最悪の場合は壊死することもあります。
皮が元に戻らなくなったら、カントン包茎なので一人では直せません。早めに泌尿器科へ来院をおすすめします。
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