包茎手術で後悔している人は少なくありません。原因は様々ですが、主に①クリニック、②医師、③包茎手術プランの選定ミスです。
中には、国民生活センターへの苦情の相談に挙がったり、訴訟問題に発展した事例もあります。包茎手術は一生に一度なので、慎重に選んで治療を受けましょう。
この記事では、包茎手術で後悔した事例、訴訟問題やトラブル状況、SNSの口コミ、包茎手術を後悔しないためのチェックリスト、包茎手術で後悔している人の解決策を解説します。
これから包茎手術を受ける方、絶対に失敗したくない方、既に失敗して途方に暮れている方の参考になれば幸いです。
包茎手術で後悔する人はいるの?
包茎手術で後悔する人の割合は?
包茎手術で後悔している人の正確な数字や割合は非公開です。しかし、美容医療サービスに関する国民生活センターへ寄せられた相談のうち、約半数が包茎手術で、過去5年で1,092件の相談が寄せられています。
包茎手術は年間10万件行われていると推測されており、仮に20万件/年とすれば5年で100万件。そのうち約1,000件なので、包茎手術を受けた人の約0.1%が国民生活センターに相談しているということ。
とはいえ、包茎手術でなんらかの後悔している人のほとんどは泣き寝入りしています。そのため、相談者の10倍が後悔していると仮定すれば、包茎手術を受けたすべての人のうち、1%がなんらかの後悔をしていると推測することもできます。
20代が包茎手術トラブルを抱えやすい
国民生活センターへ寄せられている相談者は20代が最も多く、相談内容は手術後の痛み、腫れなどが多くみられます。
20歳代の相談件数は938件でそのうち包茎手術に関する相談は646件、つまり国民生活センターへの全相談件数のうち約7割が包茎手術です。
下記のような理由で、20代の若年層が包茎手術のトラブルに巻き込まれやすいと考えられます。
- 20代が包茎手術を行う絶対数が多い
- 包茎手術の効果やリスクへの理解不足
- ネットの情報を鵜呑みにしている
- 医師への事前確認が不足している
- 包茎手術への焦りがある
- 資金が少なくリスクの高い手術方法を選びがち
包茎手術は一生に一度やるかやらないかの治療です。そんな大切な手術に対して、気軽に包茎手術を受けることは絶対にやめましょう。
本当にこのクリニック、この医師なら大丈夫だと確信してからでも包茎手術を受けるのは遅くありません。後ほど紹介する後悔しないためのチェックリストを参考にしてください。
包茎手術を受ける理由
包茎手術を受けた人(n=150)に受けた理由を聞いたところ、次のような理由が多かったです。(※複数回答なので合計100%ではありません。)
- 衛生上問題があり、病気になると思った(36%)
- (真性包茎の場合)病気だと思った(25.5%)
- 勃起時に痛みがある(25.5%)
- 包茎のままだと自信が持てないと思った(29.3%)
- 異性に包茎だと思われるのが恥ずかしいから(28.0%)
- 性交時にお互いが十分な刺激が得られないと思ったから(25.3%)
- 早漏の原因だと思った(24.0%)
参考:国民生活センター
包茎手術は正しい知識を持って、陥りがちな失敗を回避することで理想の状態に近づけます。この記事をお読みの方は、後悔しやすい内容を把握した上で、包茎専門クリニック・医師・包茎手術プランを賢く選んでください。
包茎手術の後悔事例13選と事前対策
包茎手術でよくある後悔しがちな事例と、その事前対策を解説します。
後悔事例 | 事前対策 |
包茎手術が不要だった | 包茎手術の必要性、メリット・デメリットを考える |
医師の対応が悪かった | 医師の情報(経歴など)を事前に確認する |
包茎手術が痛かった | ・麻酔の方法を確認する(段階麻酔か?) ・痛み弱いなら全身麻酔 |
包茎手術で感度低下 | 名医のいるクリニックを選ぶ |
ツートンカラーになった | 亀頭直下埋没法を選ぶ |
ペリカン変形になった | ・亀頭直下埋没法を選ぶ ・万が一なったら医師に診てもらう |
包皮を切り過ぎた | 医師の情報(経歴など)を事前に確認する |
包皮が余り過ぎた | 医師の情報(経歴など)を事前に確認する |
性感度が低下した | 医師の情報(経歴など)を事前に確認する |
早漏になった | ・過度に心配する必要なし ・手術3ヶ月後も気になるなら医師に診てもらう |
遅漏になった | ・過度に心配する必要なし ・手術3ヶ月後も気になるなら医師に診てもらう |
予想以上に料金高かった | ・事前に予想金額を計算しておく ・不要なプランは断る |
料金の安さだけで選んだ | ・お金ないなら分割払いで ・納得できる手術プランを選ぶ |
1.包茎手術が不要だった
包茎手術を受けた後で「やっぱり包茎手術しない方が良かった」と思う方も一定数います。包茎手術を受ける動機の一つである「包茎へのコンプレックスを生み出す情報」は巷に溢れています。
親戚から言われた「おちんちん剥けた?」、親から聞いた「早くおちんちん剥かないと、この子はずっと包茎のままよ」といった一言。
そして、包茎クリニックのCMにより「包茎=劣等感・コンプレックス」「包茎=絶対に直すべき」というイメージが作られている場合もあります。
すべての包茎に手術が必要というわけではなく、包茎の種類や症状、包茎に対する意識、生活上の障害の有無によって包茎手術が必要かどうか判断する必要があります。急がず自分で包茎手術の必要性や、手術のメリット・デメリットなど総合的に判断することがとても大切です。
2.医師の対応が悪かった
ネット情の口コミはすべて真に受ける必要はありませんが、中には金儲け主義の医師やカウンセラーなどは対応が悪いケースもあるようです。
クリニックや病院を選ぶ際には、なるべく医師やカウンセラーの情報(経歴、認定医かどうか、登録している学会情報)や、顔写真を掲載しているクリニックを探してみて下さい。医師の情報や顔出ししたままクリニックを長期運営できている=信頼の高いクリニックの証です。
3.包茎手術が痛かった
包茎手術の前には必ず麻酔をしますが、クリニックによって麻酔の種類や量、麻酔の方法が異なり、多少痛みを感じる場合もあります。そして、痛みに弱い方は特に注意が必要です。
包茎手術では局所麻酔が一般的ですが、中には寝ている間に手術が終わる全身麻酔に対応している包茎専門クリニックもあります。
また、注射だけでなくテープ麻酔、ジェル麻酔、スプレー式麻酔などを採用していれば、注射の痛みも感じずに済む可能性が高いです。痛みが気になる方は、いきなり注射するのではなく段階麻酔(テープ麻酔→注射麻酔など)で痛みへの配慮されているクリニックを選ぶことをおすすめします。
4.包茎手術で感度低下した
包茎手術による感度低下は、個人差があり手術による腫れや痛み、その他にも精神的な影響もあります。包茎手術から1ヶ月は性欲も落ちたり、そもそも性行為が行えず、その後もしばらくは元の感覚に戻るまで時間がかかる場合もあるでしょう。
長くても3ヶ月を目安に元に戻ると考えておけば良く、それ以降でも性感度が落ちているなら、アフターケアで医師に相談してみましょう。
5.ツートンカラーになった
ツートンカラーとは、包茎手術による縫合箇所において、色の違い(ピンクと茶色)が出る状態のことを指します。包茎手術を受けたことが他人にバレやすく、見た目が悪いのが問題です。
クランプ器具を使うか、医師の執刀かによらず環状切除術(環状切開術)では、必ずツートンカラーになります。しかし、亀頭直下埋没法ではツートンカラーにならないだけでなく、傷跡を亀頭の裏に隠したり縫合跡を最小限に押さえた治療できます。病院での包茎手術は環状切除術が多く、包茎専門クリニックでは料金が高いですが亀頭直下埋没法や美容形成の技術を使った包茎手術ができるクリニックも多いです。
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6.ペリカン変形になった
ペリカン変形とは、包茎手術後にペニスの皮がペリカンのくちばしのように腫れる状態です。裏筋の部分が腫れ、医師の腕が良くてもペリカン変形が起こることがあります。手術後のアフターケアによって治療が可能です。クランプ器具を使った環状切除術(環状切開術)がペリカン変形になりやすいので注意してください。金銭的余裕がある人は、亀頭直下埋没法を選べば間違いありません。
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7.包皮を切り過ぎた
包皮は平常時だけでなく、勃起時において丁度よい長さに切除し、縫合する必要があります。皮を切りすぎると勃起時に皮がピンと張り詰めて、引っ張られる感覚になる人もいます。
まともな包茎専門クリニックであれば、こういったミスはほとんどありません。予防策としては、医師の経歴や顔写真、クリニック自体の評判を確認しておくことが大切です。
8.包皮が余り過ぎた
包皮を切除する際、包皮の切り過ぎを心配するあまり、包皮を長く残しすぎる場合もあります。平常時と勃起時どちらも包皮が剥けている状態が理想ですが、医師が勃起時のサイズを見誤って包皮を残しすぎることが原因です。
9.性感度が低下した
包茎手術は亀頭の裏筋を切除する場合もあり、性交時の感度が落ちたり、鈍ることを気にする人も少なくないですね。包茎手術では勃起や性感に関係する大事な神経や組織は残しつつ、余分な包皮を切除するので、包茎手術自体で性感度が低下することは考えにくいです。しかし、実際の口コミを見れば性感度が低下したという声が一定数いるのが分かります。
それは、包茎手術によってペニスの感覚が変わったことや、術後の痛みや腫れによる影響が少なくないです。それも数ヶ月経てば元に戻りますが、手術の腕がいまいちな医師が執刀した場合、いつまで経っても性感度が戻らないケースもあります。包茎手術を受ける際には、性感度が落ちないことを医師に確認した上で、手術に望むと良いです。
10.早漏になった
もともと真性包茎だった人は、包茎手術によって包皮が剥けることで感度が増して早漏になることもあります。もともと遅漏の人が包茎手術によって早漏になれば、ちょうど良くなるかもしれません。
もし、もともと早漏の人が包茎手術後によって過度な早漏になった場合、早漏防止治療やトレーニングによってある程度は改善できるので過度に心配する必要はありません。
11.遅漏になった
包茎手術によって包皮が剥けると、性交や自慰行為の際にいままでよりも強い刺激を受けることになります。刺激が強くなると早漏になると考えがちですが、逆に刺激過多によって射精しにくくなる可能性もあります。手術して数ヶ月は多少の違和感を感じ、遅漏になったとしても長期的には慣れていくので過度に心配する必要はありません。
12.予想以上に料金高かった
包茎手術の費用は、10万円未満もしくは10万円前半程度が多いです。しかし、実際には包茎手術費用の他にも、真性包茎の場合は亀頭と包皮の癒着剥離、カントン包茎の場合は絞扼切除術(こうやくりんせつじょじゅつ)などのオプション費用がかさみ、クリニックによっては総額50万円~100万円近くになるケースもあります。
料金が高いことが問題ではなく、患者が望まないにも関わらず、追加料金をどんどんかさ増しすることが問題です。料金は安ければ良いものではなく、仕上がりと料金のバランスを考えて、クリニックとプランを選ぶのがコツです。
しっかりとした事前知識を持ち、偏見をなく意思の説明を受けた上で、不要な治療オプションははっきりと断りましょう。
13.料金の安さだけで選んだ
包茎手術の料金と仕上がりはピンキリです。安いものだと5万円程度ですが、大抵は傷跡が残りやすい環状切開術になります。包茎手術を受ける年齢は20代、30代が多いため資金的に厳しい人も少なく無いと思います。
しかし、安さだけで手術プランやクリニックを選んだばかりに、手術失敗して再手術などで結局大金が必要になることもあります。
また、支払方法は大抵は分割払いができる医療ローンやクレジットカードが使える場合が多いため、月額2,000~3,000円ほどで包茎手術が受けられます。料金の安さよりも、多少高くてもご自身が本当に納得できる手術プランを選びましょう。
包茎手術で後悔してる人の口コミ
包茎手術に関する後悔の声は、SNS等では見つかりません。国民生活センターへ寄せられた相談内容を紹介します。
料金面に関する口コミ
広告では、7万円~10万円とのことだった。クリニックで10万円くらいの手術を受けたい旨を伝えたところ、安い手術だと汚い仕上がりになると言われ、高い手術方法を勧められ総額約80 万円の契約で、即日手術となった。
出典:国民生活センター
ネット広告のクリニックで包茎手術を利用。約150万円の契約。
出典:国民生活センター
ホームページで包茎手術6万円の広告を見て予約した。カウンセリングを受けて手術台に乗る直前に美容医療の施術について説明をされた。何のことかよくわからなかったが必要な手術だと思い従うしかなかった。約60万円の契約。
出典:国民生活センター
手術内容に関する口コミ
2週間経つが術後の傷口がぱっくり割れてしまい、また、引きつれ感があり、陰茎部分が何も感じなくなってしまった。
出典:国民生活センター
診察中や手術中に高額な長茎、増大手術も勧められ受けたが手術部が痛む。患部が腫れ痛みがひどくなった。きちんと治療してほしい。
出典:国民生活センター
後悔しない包茎専門クリニック・医師の選び方11選
確認項目 | チェックリスト |
医師情報 | 公式サイトに医師の名前、経歴などが明記されている |
明朗会計 | ・公式サイトに料金表が明記されている ・公式サイトに「明朗会計」と明記されている |
クリニック運営歴 | 10年以上の運営歴がある |
施術件数 | 1,000件/年が推奨(非公開も多いので参考程度に) |
口コミ | ・Yahoo!知恵袋で確認 ・無料カウンセリングを受ける |
訴訟問題 | 「クリニック名 訴訟」で調べる |
アフターケア | アフターケア無料かどうか調べる |
院内 | ・男性専門を謳っているクリニックを選ぶ ・女性を避けたいなら病院はNG |
リスクの説明 | 包茎手術リスクを説明しない医師は信用しない |
料金の妥当性 | ・包茎種類ごとの適正価格か確認 ・相場より高い or 安い場合は理由を調べる |
追加料金の有無 | 包茎手術以外にかかる料金を確認する |
1.医者の経歴や技術力が明確
包茎クリニックでは規模によらず、必ず医師の情報を確認した上で来院・カウンセリングを受けましょう。包茎専門クリニックの場合、顔写真を載せていない場合も多いですが、少なくとも名前、経歴が明記されているクリニックを選べば失敗しにくいです。
包茎の手術歴が長く、受賞歴や認定医であれば手術の腕も高いので安心できます。泌尿器科だけでなく、形成外科などのマイクロサージェリー技術を持つ医師ならより高度な手術が受けられます。
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2.明朗会計を名言している
以前は包茎手術といえば料金トラブルが比較的多く、社会問題となっていました。しかし、ニュースで取り上げられたり、訴訟に伴う行政処分によって包茎クリニック各社とも、コンプライアンス重視の経営に方向転換するケースも増えています。
最近では、料金を明示するクリニックがほとんどです。公式サイトに料金表が書かれていないクリニックは論外です。公式サイトにも明朗会計と明記されていれば、嘘偽りがない証拠なので信用に値します。
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3.クリニック運営歴が長い
病院ではなく包茎専門クリニックを選ぶ理由は、手術件数が多いクリニックには熟練医師が多いためです。しかし、比較的新しいクリニックでは、運営歴が短いためそこまで症例数が多くなかったりします。
目安としては、10年以上の運営歴があるクリニックが理想です。症例数が多ければ失敗もして、その再発防止策や改善を行っている可能性が高いためです。つまり、あなたが包茎手術を受ける際には失敗するリスクが少ないということです。
4.施術件数が多い
施術件数が年間1,000件以上と多ければ、ほとんどの医師は包茎手術の腕が上がり、熟練の医師になりやすいです。大規模なクリニックの場合、年間5,000人~数万人もの包茎手術を受けることも少なくありません。症例件数が非公表のクリニックは多いので、必須の情報ではですが、もし公表していれば参考にしてみると良いです。
5.クリニックの口コミ・評判
クリニック選ぶ上で口コミや評判も大切な判断材料となります。しかし、内容的にSNSなどで本音で包茎手術の口コミを語る人は圧倒的に少ないのが現実です。それは、包茎手術を受けたことをバレたくない、隠しておきたいという心理が働くためです。
Q&Aサイト(yahoo!知恵袋)など完全匿名で投稿できる場合は比較的本音も出やすいです。ただし、同業他社を陥れるため、偽アカで虚偽情報を投稿しているケースも多々見受けられます。
やはり、無料カウンセリングを利用して実際に自分で足を運んで院内の雰囲気や、医師の声を聞くのが一番確実です。
6.過去に訴訟問題を起こしていない
包茎専門クリニックは料金や治療内容が満足できない場合、稀に患者から訴訟されることもあります。その場合、ネット上に履歴が残るので、できれば避けたほうが無難かもしれません。
過去に訴訟問題が起こったかどうかを知るには、「クリニック名 訴訟」「院長名 訴訟」などで検索してみましょう。訴訟が起こった=ずっと体質が変わらないではないですが、できれば過去一度も問題起こしたことがないクリニックや医師の方が信頼できるかもしれませんね。
7.アフタケアが無料&実施している
大手包茎専門クリニックの場合、アフターサービスが無料で受けられる場合がほとんどです。術後の痛み、不安や悩みがあれば気軽に相談することができます。大抵は料金プランや支払方法のページで書いてありますので、確認してみましょう。アフターケア有料の場合は、その都度お金がかかるので予想以上に料金かさむのでおすすめしません。
8.男性専門でプライバシー重視
包茎専門クリニックの場合、院内は医師・スタッフ、患者含めて全員が男性の場合がほとんどです。中には患者同士が顔合わせしないよう、個室&完全予約制を取っているクリニックもあります。
一方で、普通の病院の場合は、女性の看護師や医師・スタッフが在籍しており、基本的にプライバシーは保証されていません。包茎手術を誰にもバレたくない、恥ずかしい思いしたくない人は断然クリニックがおすすめです。
9.リスクを説明してくれる
まともなクリニックであれば、包茎手術を受ける前に包茎手術のリスクを丁寧に説明してくれます。包茎手術のリスクについて一切説明せず、メリットばかり話す医師や、急かすようなカウンセラーがいるクリニックは要注意です。
親身になってくれるスタッフが在籍しているクリニックを選びましょう。公式サイトの情報だけでは掴みにくいので、当日手術しない前提で無料カウンセリングを受けて雰囲気を掴んでみることをオススメします。
10.治療費が相場と比べて適正価格か?
包茎手術の相場は、仮性包茎が5~15万円、真性包茎が10万円前後~30万円、カントン包茎が10万円前後~30万円です。安すぎる料金設定の場合、まずは「安くてラッキー」ではなく、なぜ安く手術提供できるのかを確認しましょう。
クリニックによっては、経費削減や来院患者数を増やすことによって安く提供できたりします。逆に、高過ぎる場合は本当にその価格に見合った施術が受けられるのか、高い理由も確認してみると良いです。
11.追加料金の有無を確認したか?
包茎手術の料金はもちろん、縫合糸の選択、カウンセリング、アフターフォローの料金を確認しましょう。その他にも、真性包茎の場合は亀頭と包皮の癒着剥離、カントン包茎の場合は絞扼切除術(こうやくりんせつじょじゅつ)などのオプション追加費用がかかる場合もあります。料金表をよく見て、わからなければ事前に電話やメールで確認すると良いです。
包茎手術を後悔しないチェックリスト
- 料金の安さだけで選ばない
- 痛みに弱い人は医師に伝える
- 過去の症例写真を見せてもらう
- 環状切開術のリスクを知る
- なるべく亀頭直下埋没法を選ぶ
- 包茎手術のリスクを認識する
- 情報を鵜呑みにしない
- 対応悪い医者・クリニックなら帰る
料金の安さだけで選ばない
料金の安さをウリにしている包茎クリニックもあります。料金が安いこと自体は悪くはありませんが、安いプランがある理由を一度考えてみると良いです。全てのクリニックではないですが、とにかく治療件数の実績を増やしたいために安い料金で注目を集める場合もあります。
そうなると、利益を取るためにいろいろオプションを付けて、実際の料金は高くなったり、安いクランプ器具を使ったおそまつな包茎治療の場合もあります。
評判の良いクリニックないでも、手術プランによっては手術跡が残るケースも少なくありません。安いだけで飛びつかず、しっかり手術内容を把握した上で、包茎手術に望みましょう。
痛みに弱い人は医者に伝える
包茎手術は麻酔をするのが前提なので、手術中に強い痛みを感じることは無いです。ただし、痛みは人それぞれですし、麻酔内容もクリニックによって異なります。
どうしても痛みが不安で仕方ない人は、医師に相談するか、全身麻酔に対応しているクリニックを選びましょう。全身麻酔なら寝ている間に終わるので、痛みを感じることも無いです。あとは術後に多めに痛み止めをもらうと安心です。
過去の症例写真を見せてもらう
包茎手術を受ける際には、受ける予定の包茎手術の過去の症例写真を見せてもらいましょう。できれば、手術前、手術直後、治ってから(数ヶ月後)の複数枚の写真があればベストです。
包茎クリニックでは医療広告ガイドライン施行によって、ビフォーアフターの写真掲載がNGです。しかし、カウンセリング時に症例写真を見せてもらいながら、納得して決めることが後悔しないコツです。症例写真を一切見せない方針のクリニックはあまりおすすめしません。
環状切開術のリスクを知る
環状切開術(環状切除術)は包茎手術跡が残ったり、ツートンカラーなどの不自然な色味が出たりして、他人の包茎手術を受けたことがバレやすいです。そして、場合によっては痛みや腫れが通常よりも顕著に出ることもあります。環状切開術は料金的に安いため、ついつい選びがちですが、メリットとデメリットを考慮した上で選びましょう。
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亀頭直下埋没法は包皮の切除・縫合の箇所が、亀頭の真下に隠れるように行う方法で、傷跡が目立ちにくいです。平常時は手術跡が包皮に隠れるため、女性もじっくり見られない限りバレませんし、銭湯や温泉でも自由に行けます。
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情報を鵜呑みにしない
ネット上の情報は嘘も含まれます。クリニックや病院が出している情報でさえ、患者数を増やすために偏った情報の場合も少なく無いです。情報を鵜呑みにしない方法は、自分自信が包茎や包茎手術の知識を付けることです。
そのために、当サイトの包茎の基礎知識などをお読みいただければ、騙されずに自分で判断できるぐらいの知識を付けましょう。
対応悪い医者・クリニックなら帰る
無料カウンセリングを実施しているクリニックであれば、まずはカウンセリングを受けたり、悩みを相談したり実際に診てもらうのが手っ取り早いです。その上で、どういった治療方法があるか、医師の対応などをよく観察することです。
強引に手術へ誘導する医師であれば、すぐに帰って良いと思います。医師と言えど様々で、親身になってくれる医師もいるので、多少時間かかってもクリニックをハシゴして本当に信頼できる医師を探すのも悪くないですよ。