平常時は包皮が剥けるのに、勃起するときだけ包皮が剥けないケースもあります。
主な原因は勃起によって亀頭サイズが包皮口よりも大きくなることです。
この記事では、勃起するときだけ剥けない原因、改善方法を解説します。
勃起時のみ剥けない原因
勃起時に亀頭が包皮口よりも大きい
平常時は包皮を自分で剥けても、勃起時だけ包皮が剥けないで悩んでいる人は意外と多いです。
それは、勃起時に亀頭サイズが膨張して大きくなり、包皮口にひっかかるのが原因です。
包皮口が狭い状態を包皮輪狭窄と言われ、自宅でも対処することはできる場合もあります。
包皮輪狭窄型はカントン包茎の一歩手前
勃起時のみ剥けないのであれば、カントン包茎の一歩手前の包皮輪狭窄です。
包皮輪狭窄のみであれば、まだ包茎手術が必須ではありません。
ケース | 症状 |
平常時も勃起時も包皮が剥けない | 真性包茎 カントン包茎 |
勃起時のみ包皮が剥けない | 包皮輪狭窄 |
平常時のみ包皮が剥けない | 包皮輪狭窄 カントン包茎 |
平常時・勃起時どちらも包皮が剥ける | 正常 仮性包茎 包皮輪狭窄 |
勃起した状態で無理に剥こうとすると、カントン包茎になるリスクもあるので注意が必要です。
また、平常時に包皮が剥けるからといって、平常時に見栄剥き(自分で包皮を剥く)をしたまま勃起させるのも危険があります。
一度カントン包茎になったら、自分では直せないので医療機関で包茎手術が必要となります。
包皮口が狭い場合の対策
包皮輪狭窄は亀頭サイズと包皮口のサイズの相対的な大小で決まります。
つまり、亀頭が大きいか、包皮口が狭いかのどちらかまたは両方です。
包皮口が狭い場合は対処方法は後ほど解説しますが、「むきむき体操」などの包皮口を伸ばすトレーニングが一般的です。
亀頭が大きい場合の対策
逆に亀頭が大きい場合、女性には喜ばれることですが、包皮口を伸ばすトレーニングをしても伸びる余地が無いかもしれません。
さきほどと同様に最初に包皮口を伸ばす方法を試し、それでも改善しない場合はクリニックや病院で治療を受ける必要があります。
勃起時に剥けない場合の対策
勃起時にのみ包皮が剥けない場合の対策は3つです。
- 包皮口を伸ばすトレーニング
- クリニックで包茎手術を受ける
- 成長するまで放置する
1.包皮口を伸ばすトレーニング
包皮口が狭いのであれば、平常時に包皮口を伸ばすトレーニングを繰り返しましょう。
むきむき体操が有名ですが、他にも包皮口を伸ばすグッズ(キトー君、ムケル君など)は多数あるので、試してみる価値はあります。
2.クリニックで包茎手術を受ける
1のトレーニングを数週間から数ヶ月試しても改善が見られない場合、自分一人では改善できないケースです。
一生そのまま治る可能性は低いので、クリニックや病院で診察しましょう。まずは最寄りの包茎手術が受けられる場所を探すと良いです。
3.成長するまで放置する
もし、18歳未満で体が成長途中にあるのであれば、放置しても改善する可能性もあります。
とはいえ、長く放置するとそれで性交する時期が延びたり、勃起するたびに集中力が奪われる可能性も。
人によって異なりますが、早めに対処しておいた方が良い場合もあります。
すぐに治療が必要なケース
包皮輪狭窄でも次に当てはまる人はすぐに治療が必要です。
- 痛みを伴う
- 性行為に支障が出る
- 突っ張り感が気になる
- 包皮が剥けて戻らなくなった
包茎手術を受ける際には、適当に選ばずに、長年の実績と経験を持つクリニックや医師にお願いすることをおすすめします。