「包茎手術を受けたのに仕上がりに満足できない」「傷跡やツートンカラーが気になってどうすればいいのか分からない」
初めての手術だからこそ期待が大きく、結果に不安を感じている方は少なくありません。
本記事では、包茎手術のやり直し(修正手術)が必要なケースの見極め方、修正手術の方法、費用相場、クリニック選びのポイント、消費者保護の知識について解説しました。
最後まで読めば、自分の状態に修正が必要かどうかの判断基準が明確になり、次にとるべき行動が具体的に見えてくるでしょう。
包茎手術のやり直し(修正手術)が必要になる主なケース

包茎手術を受けた後に修正手術が検討されるのは、見た目や機能面で明らかな問題が残った場合です。
修正が必要となるケースにはいくつかの典型的なパターンがあり、原因によって修正方法や難易度も異なります。
具体的には、以下の5つのケースが代表的です。
- ツートンカラーが目立つ
- 傷跡の凹凸やケロイドが残っている
- 皮が余ってまだ被る・ペリカン変形が起きた
- 包皮を切りすぎて勃起時に突っ張る
- 感度の低下や性機能への影響がある
それぞれの症状について詳しく確認していきましょう。
ツートンカラーが目立つ
ツートンカラーとは、包茎手術で包皮を切除・縫合した部位を境に、皮膚の色合いが明らかに異なる状態を指します。
特に環状切除術で起こりやすく、亀頭側のピンク色の粘膜部分と陰茎側の褐色の外皮部分が不自然な境界線として目立つことが問題です。
パートナーに包茎手術の経験を知られたくない方にとって、ツートンカラーは大きな精神的負担となるでしょう。
修正手術では、亀頭直下埋没法を用いて縫合ラインを亀頭の直下に移動させ、色の違いが外から見えないようにする方法が一般的です。
ただし、皮膚の色そのものを変えることはできないため、完全な改善が難しいケースもあります。
関連記事:【包茎手術の後悔13選】切りすぎ・感度低下などの事例と事前対策
傷跡の凹凸やケロイドが残っている
包茎手術後に縫合部分が盛り上がったり、ケロイド状の硬いしこりが残ったりするケースがあります。
こうした傷跡のトラブルは、縫合技術の未熟さや患者自身のケロイド体質が原因で起こることが多いです。
ケロイドは自然に改善しにくいため、放置するとかえって硬く大きくなる場合もあるでしょう。
修正には、傷跡部分を再切除して丁寧に縫い直す方法や、ステロイド注射による保存的治療が検討されます。
どちらの方法が適しているかは、傷跡の状態やケロイドの程度によって異なるため、形成外科専門医の判断が不可欠です。
関連記事:包茎手術の失敗やトラブルの原因は?事例と回避方法を解説
皮が余ってまだ被る・ペリカン変形が起きた
包茎手術で包皮の切除量が不十分だった場合、術後も皮が余って亀頭に被さってしまうことがあります。
特に問題となるのがペリカン変形で、これは陰茎の裏側の包皮がペリカンのくちばしのように膨らんで垂れ下がる状態を指します。
ペリカン変形は包皮の切除不足や絞扼リングの残存、不適切な縫合などが主な原因として挙げられるでしょう。
術後2〜4週間の腫れが引いた後もこの状態が続く場合は、自然回復が見込めないため修正手術が必要になります。
修正手術では余分な包皮を再切除し、亀頭直下で縫合し直す方法が採用されることが多いです。
包皮を切りすぎて勃起時に突っ張る
包皮の切除量が多すぎた場合、平常時は問題なく見えても勃起時に皮膚が引っ張られて突っ張り感や痛みが生じます。
この症状は勃起時の陰茎サイズを考慮せずに切除量を決めた場合に起こりやすいトラブルです。
突っ張りが強い場合は勃起そのものが不完全になり、性交渉にも支障をきたすケースがあるでしょう。
修正は非常に難度が高く、残っている包皮に余裕がない状態では皮膚移植や組織拡張術が必要になる場合もあります。
切りすぎは一度起こると完全な修復が困難なため、初回手術でのクリニック選びがいかに重要かを示す典型例といえます。
感度の低下や性機能への影響がある
包茎手術後に亀頭や陰茎の感度が低下し、性行為時の快感が以前より弱くなったと感じるケースがあります。
主な原因は、手術時に包皮小帯(裏筋)周辺の神経や性感帯を損傷した可能性が考えられます。
術後1〜3ヶ月程度は腫れや痛みの影響で感度が一時的に低下することは珍しくないでしょう。
しかし、3ヶ月以上経過しても改善が見られない場合は手術による神経損傷の可能性があり、担当医への相談が必要です。
神経が損傷した場合の完全な回復は難しいとされていますが、亀頭増大術による刺激面積の拡大など、対症的な改善策が検討されることもあります。
関連記事:亀頭が痛い・敏感過ぎる!亀頭過敏症の原因と治療方法
修正が必要か見極めるためのセルフチェックポイント

包茎手術後に違和感や不満を感じた場合、すぐに修正手術を決断するのは早計です。
まずは正常な術後経過なのか、本当に修正が必要な状態なのかを冷静に見極めることが大切でしょう。
ここでは、自分でチェックできるポイントを以下の3つの観点から解説します。
- 術後の腫れや違和感は正常な経過の可能性がある
- 再手術を検討すべき目安の時期と症状
- 写真を撮って経過を記録する重要性
焦らず一つずつ確認してみてください。
術後の腫れや違和感は正常な経過の可能性がある
包茎手術の直後から1ヶ月程度は、縫合部位の腫れやむくみ、軽度の痛みが続くのは正常な経過です。
特に亀頭直下埋没法では裏筋付近が膨らんで見えることがありますが、多くの場合は2〜3ヶ月で自然に落ち着きます。
糸が残っている期間は引きつれ感を覚えることもあり、溶ける糸の場合は完全に吸収されるまで5〜6週間ほどかかるでしょう。
この時期に焦って別のクリニックに駆け込むと、不必要な手術を勧められるリスクもあります。
まずは手術を受けたクリニックのアフターケアを利用し、経過が正常かどうかを医師に確認するのが賢明です。
再手術を検討すべき目安の時期と症状
一般的に、修正手術の検討は初回手術から最低でも6ヶ月以上経過してからが推奨されています。
6ヶ月を過ぎてもツートンカラーが改善しない、ペリカン変形が残っている、突っ張り感が続くなどの症状があれば、修正手術の検討時期といえるでしょう。
ケロイドや硬いしこりが時間とともに悪化している場合は、早めに形成外科を受診することも重要です。
逆に、軽度の色味の違いや小さな傷跡は1年かけて徐々に目立たなくなるケースもあります。
判断に迷う場合は、手術を受けたクリニックとは別の医療機関でセカンドオピニオンを受けると客観的な意見が得られます。
写真を撮って経過を記録する重要性
修正手術の要否を判断するうえで、術後の経過を写真で記録しておくことは非常に有効です。
同じ角度・同じ照明条件で定期的に撮影することで、腫れの変化や傷跡の推移を客観的に把握できるようになります。
記録があれば、カウンセリング時に医師へ正確な経過を伝えられるため、より適切な診断につながるでしょう。
撮影の目安は、術後1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月のタイミングで、平常時と勃起時の両方を記録しておくと理想的です。
スマートフォンのアルバムに専用フォルダを作り、日付を入れて管理する方法が手軽で続けやすいのでおすすめします。
修正手術の主な方法と特徴

修正手術にはいくつかのアプローチがあり、元の手術でどのような問題が生じたかによって最適な方法は変わります。
修正手術は初回手術よりも高い技術力が求められるため、方法ごとの特徴を理解したうえでクリニックを選ぶことが重要です。
以下の3つの代表的な方法について、それぞれ順番に見ていきましょう。
- 亀頭直下埋没法による再切除・再縫合
- レーザーや電気焼灼による部分的な修正
- 包皮に余裕がない場合の対処法
自分の症状に近い方法を確認してみてください。
亀頭直下埋没法による再切除・再縫合
修正手術で最も多く採用されるのが、亀頭直下埋没法を用いた再切除・再縫合の方法です。
既存の縫合ラインを切り開き、傷跡や余分な皮膚を取り除いたうえで亀頭の直下に縫合ラインを移動させることで、傷跡を目立たなくします。
ツートンカラーの改善やペリカン変形の修正に特に有効で、多くの専門クリニックが対応しています。
ただし、初回手術での瘢痕組織が残っているため、組織の柔軟性が低下しており、通常の包茎手術より繊細な技術が必要です。
手術時間は初回より長くなる傾向にあり、60〜90分程度を要することが一般的でしょう。
関連記事:亀頭直下埋没法のデメリットは?クリニック選びのポイントを解説
レーザーや電気焼灼による部分的な修正
傷跡の凹凸やケロイドなど、限定的な部位の修正にはレーザー治療や電気焼灼が用いられることがあります。
レーザー治療は傷跡の赤みや盛り上がりを徐々に改善する方法で、メスを使わないため身体への負担が比較的少ない利点があります。
フラクショナルレーザーや色素レーザーなど、傷跡の状態に応じて使い分けられるでしょう。
ただし、1回の施術で劇的な改善は期待しにくく、複数回の通院が必要になるケースがほとんどです。
深い凹凸や広範囲の瘢痕に対しては効果が限定的なため、その場合は再切除・再縫合との組み合わせが検討されます。
包皮に余裕がない場合の対処法
初回手術で包皮を切りすぎてしまい、再切除するための皮膚の余裕がないケースは修正が最も難しい状態です。
このような場合は、皮膚移植や組織拡張器(ティッシュエキスパンダー)を使って皮膚を伸ばす方法が選択肢として挙げられます。
皮膚移植では太ももの内側など目立たない部位から皮膚を採取し、陰茎に移植する手術が行われるでしょう。
いずれの方法も形成外科の高度な専門技術が必要であり、対応できるクリニックは限られています。
包皮の切りすぎは修復が極めて困難なため、初回手術の段階で慎重なクリニック選びをすることが何よりも重要です。
修正手術の費用相場とクリニックの選び方

修正手術を受ける際に多くの方が気になるのが、費用とクリニック選びのポイントです。
修正手術は初回手術よりも高額になる傾向があるため、費用の相場を把握したうえで信頼できるクリニックを見つけることが重要になります。
以下の3つの観点から、費用とクリニック選びについて解説します。
- 修正手術の費用目安と初回手術との違い
- 形成外科専門医・泌尿器科専門医の重要性
- カウンセリングで確認すべき5つの質問
後悔のない選択をするために、しっかり確認しておきましょう。
修正手術の費用目安と初回手術との違い
修正手術の費用は修正内容や難易度によって大きく異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
| 修正内容 | 費用目安(税込) | 備考 |
| ツートンカラーの修正 | 15万〜40万円 | 亀頭直下埋没法で再縫合 |
| ペリカン変形の修正 | 15万〜40万円 | 余剰皮膚の再切除が必要 |
| 傷跡・ケロイドの修正 | 10万〜30万円 | レーザー併用の場合は別途 |
| 皮膚移植を伴う修正 | 30万〜80万円以上 | 高度な形成外科技術が必要 |
修正手術は初回手術の1.5〜3倍程度の費用がかかるのが一般的です。
初回手術では整った組織を扱えるのに対し、修正手術では瘢痕組織への対応や精密な再設計が求められるため、技術料が上乗せされます。
複数のクリニックで見積もりを比較し、修正内容と費用の内訳を明確にしてから判断するのが賢明でしょう。
極端に安い価格を提示するクリニックは追加料金が発生するリスクもあるため注意が必要です。
形成外科専門医・泌尿器科専門医の重要性
修正手術を成功させるうえで最も重要なのが、執刀医の専門性と経験です。
日本形成外科学会の専門医資格や日本泌尿器科学会の専門医資格を持つ医師は、組織の修復や縫合に関する高度なトレーニングを受けています。
包茎手術の修正は通常の美容手術とは異なり、限られた皮膚で最適な結果を出す技術が求められるでしょう。
クリニックのウェブサイトで医師の経歴・資格・所属学会を確認し、修正手術の症例実績が豊富かどうかをチェックしてください。
担当医の名前や顔写真が公開されていないクリニックは、どの医師が執刀するか分からないリスクがあるため避けた方が安全です。
カウンセリングで確認すべき5つの質問
修正手術のカウンセリングでは、以下の5つの質問を必ず確認しましょう。
- 現在の状態に対して、どの修正方法が最適ですか
- 修正後にどの程度の改善が見込めますか(期待できる仕上がりの限界)
- 費用の総額はいくらで、追加料金は発生しませんか
- 修正手術のリスクや合併症にはどのようなものがありますか
- 術後のアフターケア体制と、万が一結果に満足できない場合の対応はどうなりますか
これらの質問に対して、具体的かつ誠実に回答してくれるかどうかが信頼できるクリニックの判断基準になります。
即日の手術を強く勧めるクリニックや、リスクの説明をしないクリニックは避けるべきでしょう。
複数のクリニックでカウンセリングを受け、説明内容を比較することで、より客観的な判断ができるようになります。
手術クリニックへの対応と消費者保護の知識
修正手術を検討する前に知っておきたいのが、初回手術を行ったクリニックへの対応と消費者としての権利です。
適切な手順を踏むことで、追加費用を抑えられたり法的な救済を受けられたりする可能性があります。
以下の2つのポイントについて確認していきましょう。
- まずは施術元クリニックに相談すべき理由
- 納得できない場合の相談窓口と法的手段
それぞれ順番に解説します。
まずは施術元クリニックに相談すべき理由
仕上がりに不満がある場合、まず最初に相談すべきは手術を受けた元のクリニックです。
多くの包茎手術クリニックでは無料のアフターケア制度を設けており、術後の不具合に対して追加費用なしで対応してもらえる場合があります。
元のクリニックに相談するメリットは、手術の内容を最も把握している医師に診てもらえるという点にあるでしょう。
仕上がりへの不満を伝える際は、術後の経過写真や具体的な症状を整理して持参すると、スムーズに話が進みやすくなります。
対応に誠意が見られない場合や、追加費用を不当に請求される場合は、次のステップとして外部の相談窓口を利用してください。
納得できない場合の相談窓口と法的手段
元のクリニックとの交渉で解決しない場合は、公的な相談窓口を活用することが重要です。
最寄りの消費生活センター(消費者ホットライン:188)に連絡すれば、専門の相談員が対応方法をアドバイスしてくれます。
国民生活センターの紛争解決委員会では、包茎手術に関する紛争の和解仲介や仲裁も行っています。
一部の美容医療サービスは特定商取引法の対象となり、条件を満たせばクーリング・オフや中途解約が可能なケースもあるでしょう。
弁護士への相談を検討する場合は、医療トラブルに詳しい弁護士を選び、契約書・領収書・術前術後の写真などの証拠をそろえておくことが大切です。
参考:美容医療サービスはクーリング・オフできる?(国民生活センター) ※特定商取引法の特定継続的役務提供の要件(契約期間1ヶ月超・金額5万円超)およびクーリング・オフ期間(8日間)の制度情報を参照
包茎手術のやり直しに関するよくある質問
包茎手術のやり直しに関するよくある質問について解説します。
修正手術は初回手術からどのくらい経てば受けられますか?
修正手術は、初回手術から最低6ヶ月以上が経過してから検討するのが一般的です。
これは、術後の腫れや瘢痕組織が安定するまでに時間がかかるためです。
ただし、出血や感染など緊急性の高い症状がある場合は、期間に関係なく速やかに医療機関を受診してください。
保険適用の手術を受けて仕上がりが悪い場合も修正できますか?
保険適用で環状切除術を受けた後の仕上がりに不満がある場合でも、自由診療の修正手術で改善できる可能性があります。
ただし、修正手術自体は美容目的の自由診療となるため、保険は適用されません。
修正にかかる費用は全額自己負担となるため、事前にカウンセリングで見積もりを確認しておくことが大切です。
修正手術でも傷跡が完全に消えないことはありますか?
修正手術を行っても、傷跡を完全にゼロにすることは難しいのが現実です。
ただし、熟練した形成外科専門医の技術により、傷跡を大幅に目立たなくすることは十分に可能でしょう。
傷跡の改善度合いには個人差があるため、カウンセリングで現実的な仕上がりの見通しを確認しておくことが重要です。
修正手術は何回まで受けられますか?
回数に明確な制限はありませんが、手術を重ねるほど残せる皮膚が減り、組織の柔軟性も低下するため、修正の難易度は上がります。
一般的には2〜3回が現実的な上限とされており、それ以上の修正は大幅な改善が見込めなくなるケースが多いでしょう。
修正手術の回数を最小限に抑えるためにも、実績のある専門医に最初から依頼することが最善策です。
まとめ|まずは焦らず状態を見極めて相談しよう
本記事では、包茎手術のやり直し(修正手術)が必要になるケース、セルフチェックのポイント、修正方法、費用相場、クリニック選び、消費者保護について解説しました。
包茎手術後の違和感はすべてが修正手術の対象とは限らず、正常な術後経過と本当に修正が必要な状態を見極めることが最初の重要なステップです。
修正手術は初回手術以上に高い技術力とクリニック選びの慎重さが求められるため、焦らず複数の医療機関でカウンセリングを受けることを推奨します。
万が一トラブルが発生した場合も、消費生活センターや国民生活センターなどの公的機関を頼ることで、適切な解決策を見つけられるでしょう。
まずは今の状態を写真で記録し、信頼できる専門医に相談することから始めてみてください。
