露茎ペニスは「平常時・勃起時どちらも、包皮が自然に剝けている状態」を指します。
仮性包茎は自然に包皮が剥けないため露茎ペニスとは違います。露茎ペニスは日本人のわずか1割以下しかいません。
この記事では、露茎ペニスの定義と割合、メリット・デメリット、露茎ペニスに変える4つの方法を解説します。
完全に包皮が剥けている状態に憧れている人、露茎できずに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
露茎ペニスの定義と割合
露茎ペニスの定義とは?
そもそも露茎とは、亀頭が包皮から露出している(剥けている)状態を指します。ここでは、露茎ペニスは「平常時・勃起時いずれにおいても、常に亀頭が自然と露出している状態」と定義します。ちなみに、カントン包茎や真性包茎はもちろん露茎とは異なりますが、仮性包茎で一時的に剥き癖を付けても露茎ペニスとは言えません。
露茎ペニスになる条件
露茎ペニスは次の3つの条件を満たす状態です。
- 亀頭に包皮が癒着していない
- 平常時に包皮口より亀頭が大きい
- 包皮が長すぎない
露茎ペニスは、包皮と亀頭が癒着(真性包茎)、つまり真性包茎でないことが大前提です。その上で、平常時において包皮口(おちんちんの先端の入り口)よりも亀頭サイズが大きく、カリがひっかからないと自然と露茎されません
また、亀頭サイズが十分大きくても、包皮の皮余りが長過ぎる場合、亀頭の先端が包皮によって覆い隠される可能性もあります。つまり、元々亀頭が小さかったり、包皮が長過ぎると剥き癖を付ける程度では、そもそも露茎ペニスにはならないことがわかります。
ただし、包茎手術によって露茎ペニスになるケースでは、包皮を切除・縫合するので亀頭サイズが大きくなくても露茎できるため「2番目の条件」は除外されます。
日本人の包茎・露茎の割合
包皮状態 | 平常時・勃起時 | 割合 |
仮性包茎 | 包皮を自分で剥ける | 7割 |
真性包茎 | 包皮を自分で剥けない | 1割 |
カントン包茎 | 包皮を自分で剥けない | 1割 |
露茎ペニス | 自然と包皮が剥けている | 1割 |
包茎が確定するのが、性器の成長が落ち着く18歳前後と言われています。つまり、18歳前後の時点で露茎ペニスにならなければ、その後で露茎ペニスになる可能性は低いです。
成人の7割が仮性包茎で、1割がそれぞれカントン包茎と真性包茎、そして残る1割が露茎ペニスと推測されています。具体的なデータは様々ありますが、重要なことは露茎ペニスの割合は、重度の包茎よりも割合的には少ない点です。
つまり、露茎ペニスは少数派ですので、自分は露茎じゃないからという理由だけで悲観する必要はありません。
年齢と包茎・露茎ペニスの関係
年齢ごとの包茎と露茎ペニスの割合は次の通り。あくまでも目安なので、個人差はあります。
年齢 | 学年 | ペニス状態 |
0~6歳 | 幼児 | ・ほとんどが真性包茎 |
7歳~12歳 | 小学生 | ・真性包茎が多い ・亀頭先端が剥けてくる |
13歳~18歳 | 中学生 高校生 | ・真性包茎が多数 ・一部の人が仮性包茎 ・一部の人が露茎ペニス |
18歳~ | 成人 | ・7割が仮性包茎 ・2割がその他包茎 ・1割が露茎ペニス |
幼い子どもはすべて真性包茎で、幼少期はずっと包皮が剥けないのが普通です。ペニスは年齢とともに成長し、18歳頃にほぼ亀頭や陰茎の成長が終わり、包茎か露茎かが確定します。
先ほど露茎ペニスの3条件で説明した通り、自然と露茎ペニスになるには、包皮口よりも亀頭サイズが大きく成長する必要がありますが、個人の努力ではなく生まれつきの遺伝による影響がほとんどです。
つまり、成人後に包茎の人が自然と露茎ペニスに変わることはありません。ただし、包茎手術した場合は、包茎から露茎ペニスに変われます。剥き癖で露茎ペニスに変えようとする人もいますが、剥き癖は一時的なものなので、基本的には完全に露茎ペニスに変わることはありません。
露茎ペニスを装った見栄剥きが多い理由
銭湯や温泉にいくと、露茎ペニスを装っている見栄剥き(仮性包茎で自分で包皮を剥いている状態)の男性も見かけると思います。特に若い男性にとっては、包皮が剥けている状態が理想的で、たとえ仮性包茎であっても恥ずかしいと思ってしまう見栄剥きしてしまうのです。
実は、露茎ペニスにみえて、包茎の割合から考えても、ほとんどの人は自分で包皮をむいた状態です。見栄剥きした場合、包皮を剥いた箇所がほんのり赤色なので、すぐにバレてしまいます。
露茎のメリット・デメリット
もともと自然に露茎になった人と、包茎手術などによって露茎ペニスになった人のメリット、デメリットを解説します。
露茎のメリット
- 衛生的(臭いやカスが出ない)
- 見た目が美しい
- 女性ウケが良い
- 雑菌が減り女性の身体に優しい
- 堂々と温泉やサウナに行ける
- 自己肯定感が満たされる
- 小便が飛び散らない
露茎ペニスのメリットを見ている限り、最高に感じると人も多いと思います。自然と露茎ペニスになった人は、全体的にはカリ高(陰茎と亀頭の段差が大きい)や、亀頭が大きい人が多いです。
そのため、女性を性的にも満足させやすく、雑菌が少ないのでパートナーの女性の性病や子宮頸がんのリスクを減らすでしょう。なにより、清潔感が溢れているので好まれますです。
露茎ペニスのデメリット
- セックスの感度が弱まる
- 遅漏の原因になる場合も
- 亀頭が傷つきやすい
- 亀頭が乾燥しやすい
露茎ペニスでは、常に皮が剥けている状態なので、包茎の人に比べて外的刺激には強い傾向です。刺激に慣れているせいか、遅漏になりやすく、相手の女性によっては早くイッて欲しいと不満に思われるかもしれません。
また、皮がかぶっていないので、刺激の強い下着やなにかの拍子にぶつけた場合は保護されず、傷つく可能性もあります。とはいえ、メリットに比べれば、ほぼ無視できるような軽微な悩みです。
包茎を無理やり露茎する危険性
現在、包茎(カントン、真性、仮性)の人が、なんらかの方法で露茎ペニスにする場合のリスクについて解説します。
カントン包茎を露茎するリスク
カントン包茎をむりやり露茎する場合、包皮によって亀頭が締め付けられ、血流が滞ることで最悪の場合は組織が壊死する可能性もあります。そのため、剥きにくい包皮をむりやり剥く行為は絶対にやらないようにしましょう。もし、包皮で亀頭が締め付けられたら早めにクリニックへ受診してください。
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真性包茎を露茎するリスク
真性包茎は包皮が亀頭に癒着している状態ですが、自分で無理に剥がそうとすると、包皮または亀頭を損傷する恐れもあります。自分で剥けないと分かった場合、特殊な器具(キトー君、ムケル君など)を除いて、力任せに癒着を剥がそうとしないほうが良いです。それら器具を使う場合も、自分でやり方をしっかり理解し、リスクも把握した上で取り組んでみてください。
仮性包茎を露茎するリスク
仮性包茎の場合は、自分で包皮が剥ける状態ですが、剥き癖を付けることで露茎しようとする人もいます。しかし、一時的に剥き癖がついたとしても、放置すればまた元に戻ります。
さらに、安価に済ませようと輪ゴムなど締め付けの強いものを使うと血流が滞ることで痒みが出たり、最悪の場合は組織が壊死する可能性もあります。それ以前に、トイレで小便する際に周りの男性に見られると相当恥ずかしいですね。
いずれにしても、自分で改善する場合は自己責任でやりましょう。できればクリニックや病院で包茎手術を受けることをオススメします。仮性包茎は包茎手術を除き、露茎ペニスにはできませんが、剥き癖を付けることで衛生面が改善することもあります。
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包茎から露茎に変える4つの方法
包茎の人が露茎ペニスに生まれ変わる方法は4つあります。
- 剥き癖を付ける
- 切らない包茎治療
- 包茎手術
- 亀頭増大
剥き癖を付ける
仮性包茎であれば、ヘアゴム、包茎矯正リング、テープなどで、包皮のムキ癖をつけることができます。先ほども解説しましたが、剥き癖が付いたとしても露茎ペニスにはなりませんが、匂いやカスの低減など衛生面でのメリットがあります。あくまで、剥き癖は一時的なもので、トレーニングや器具を使うことをやめると元に戻る可能性がある点には気をつけましょう。
切らない包茎治療
切らない包茎手術とは、軽度な仮性包茎のみ使える施術方法で、余った包皮を縫って固定します。手術費用が安い反面、一定期間しか効果が持続せず、時間の経過とともに元に戻ってしまうことがあります。
さらに包皮の縫い方によっては、勃起時に引っ張られて痛みを感じることもあるので、あまりおすすめはできません。短期間だけ露茎ペニスにしたいという要望があれば、検討してみても良いかもしれません。
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包茎手術
包茎を治すのであれば、包茎手術が一番確実です。仮性包茎は手術が必ずしも必須では無いですが、包皮が余り過ぎたり、重度の仮性包茎など、日常的に悩んだり困っているのであれば検討してみる価値はあります。
包茎手術と一言でいっても、いろんな施術方法があります。包茎手術を受ける際にはメリットとデメリットを天秤にかけ、メリットの方が多いと判断したら行うと良いです。露茎ペニスになりますが、傷跡を残したくない人は環状切除術ではなく、亀頭直下埋没法を推奨します。
未成年の場合は親権同意書などが必要になるので、できれば親公認で受けたほうが良いです。どうしても親に言えないのであれば、成人後でも遅くは無いです。
亀頭増大
先ほど露茎ペニスの3条件で、包皮口より亀頭が大きければ露茎できると説明しました。なので、クリニックなどで亀頭増大術を受けることで露茎ペニスにすることも可能です。ここでの注意点は、一般的に包茎手術よりも亀頭増大術の方が費用が高く、使う薬剤によっては効果が持続しない場合があることです。
亀頭増大術のメリットは、注射するだけで切開しないので手術ミスが起こりにくい点です。増大サプリではとても露茎ペニスになるほどの増大効果は見込めません。もし亀頭増大でやるのであればクリニックでの治療を推奨します。