「包茎は剥き癖をつければ治るのか?」
包茎に悩む方の中には、剥き癖をつければ改善するのではないかと考える方もいるでしょう。
本記事では、剥き癖とは何か、メリット・デメリット、剥き癖をつける方法について解説します。
結論として、剥き癖をつけることで包茎が根本的に治ることはありませんが、衛生状態の改善など、一定のメリットが期待できます。
包茎に伴う不快感や衛生面の問題を改善したい方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
剥き癖とは?
剥き癖とは、包皮を剥いた状態を保つこと
剥き癖とは、主に仮性包茎の人が包皮を剥いた状態を保ち、最終的には常に包皮が剥けた状態を維持することを指します。
これにより、陰茎に溜まる垢や臭いを減らすことが期待できます。
真性包茎は包皮を剥くこと自体が難しく、カントン包茎では包皮を剥いた後に元に戻すことが困難であるため、剥き癖をつけることは推奨されません。
トイレや温泉に入る前だけに包皮を剥く「見栄剥き」とは異なり、剥き癖は常に包皮を剥けた状態で保つことを目指します。
そのために、専用グッズやヘアゴム、輪ゴムなどを使用する方法もあります。
剥き癖が付けられる包茎の種類
剥き癖がつけられるのは、次のいずれかの包茎に限られます。
- 仮性包茎
- 半分剥ける包皮輪狭窄型の包茎
- 若年の真性包茎
真性包茎は、包皮が癒着しているため、剥くことが難しい場合が多いです。
ただし、未成年であれば、真性包茎の癒着を自分で改善できることもあります。
ただし、癒着が解消されても、包茎が完全に治るわけではありません。
参考記事:包皮輪狭窄型の包茎
剥き癖を付けるメリット・デメリット
剥き癖を付けるメリット
剥き癖を付けるメリットは以下の5つです。
① 衛生状態の向上
② 感度の低下防止
③ 見た目の改善
④ 性交時のトラブル軽減
⑤ 慣れによる快適さ
それぞれ順番に解説します。
① 衛生状態の向上
剥き癖をつけることで、衛生状態が改善します。
陰茎の皮を常に剥いていると、皮の内側に汚れや垢がたまりにくくなります。
これにより、細菌の繁殖を防ぎ、悪臭や炎症のリスクを減らすことが可能です。
特に、夏場や運動後など汗をかきやすい状況でも、剥き癖をつけることで清潔を保ちやすくなります。
日常的に清潔を保つことで、健康状態も良好に維持できるでしょう。
② 感度の低下防止
剥き癖をつけることで、陰茎の感度を適切に保てます。
常に皮を被った状態でいると、摩擦や刺激が少なくなり、感度が鈍ることがあるでしょう。
しかし、剥き癖をつけることで、外的な刺激に対して陰茎が順応し、感度の低下を防げます。
これにより、性生活でも自然な感覚を維持しやすくなります。
③ 見た目の改善
剥き癖をつけることで、見た目の改善が期待されます。
陰茎が常に皮を被った状態だと、清潔を保つのが難しく、不衛生に見えることも。
剥き癖をつけることで、清潔感が増し、見た目の印象が向上します。
さらに、皮が剥けた状態を維持することで、陰茎の形状が自然に整い、見た目が改善される可能性があります。
これにより、自信を持って生活できるようになるでしょう。
④ 性交時のトラブル軽減
剥き癖をつけることで、性交時のトラブルが軽減されます。
皮が被った状態だと、性交時に皮が引っかかり、痛みや不快感を感じることも。
しかし、剥き癖をつけることで、皮が自然に剥けた状態を維持できるため、摩擦が少なくなり、性交時のトラブルが減少します。
その結果、より快適でスムーズな性生活を楽しむことができるでしょう。
⑤ 慣れによる快適さ
剥き癖をつけることで、日常生活の快適さが向上します。
最初は違和感を感じることがありますが、時間とともに皮が剥けた状態に慣れていくはずです。
この状態を保つことで、下着との摩擦や歩行時の不快感が軽減され、快適さが増します。
さらに、皮が剥けた状態を維持することで、衛生面での安心感が増し、日常生活の質が高まるかもしれません。
剥き癖を付けるデメリット
剥き癖を付けるデメリットは以下の5つです。
① 不快感が続くリスクがある
② 皮が戻りにくくなる可能性がある
③ 炎症や感染症のリスクが高まる
④ 性交時の摩擦が増えることがある
それぞれ順番に解説します。
① 不快感が続くリスクがある
皮膚が常に外部にさらされると、敏感な部位に刺激を感じやすくなります。
衣服や下着との摩擦によって、不快感が増すことも。
この不快感は日常生活に影響を与える可能性があり、集中力の低下やストレスの増加につながる場合もあります。
さらに、敏感な部位が刺激に耐えにくくなり、不快感が慢性化するリスクも考えられます。
② 皮が戻りにくくなる可能性がある
剥き癖がつくと、皮膚が伸びてしまい、元の状態に戻りにくくなることがあります。
皮膚の弾力性が低下することで、戻りにくくなるリスクが高まります。
また、皮が常に引っ張られている状態が続くと、皮膚の形状が変わり、元に戻りにくくなることも。
その結果、見た目や機能に影響が出る可能性があるため、注意が必要です。
③ 炎症や感染症のリスクが高まる
剥き癖によって皮膚が常に外部にさらされると、バリア機能が低下し、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。
この状態が続くと、炎症が発生しやすくなり、感染症のリスクも増加します。
また、皮膚の摩擦や刺激によって小さな傷ができることがあり、これがさらに炎症や感染症を引き起こす原因となる可能性があります。
④ 性交時の摩擦が増えることがある
剥き癖によって皮膚が露出した状態が続くと、性交時に摩擦が増えることがあります。
これは、皮膚が乾燥しやすくなり、摩擦が強くなるためです。
その結果、不快感や痛みを感じることがあり、パートナーにも影響を与える可能性があります。
快適な性交のためには、適切な潤滑剤の使用や皮膚の保護が必要です。
剥き癖で包茎は治らない理由
剥き癖で包茎は治らない理由は次の3つです。
① 皮膚の伸縮性の限界
② 根本的な問題の解決にならない
③ リスクの増加
それぞれ順番に解説します。
① 皮膚の伸縮性の限界
包茎を改善するために無理に皮を剥くと、皮膚が引っ張られ、伸縮性に限界が生じます。
長期間続けると、皮膚が損傷し、状態が悪化する恐れがあります。
そのため、剥き癖だけでは包茎を根本的に治療することは難しいです。
② 根本的な問題の解決にならない
包茎の原因には、皮膚の余りや癒着などがあり、これらを解決しなければ根本的な改善にはつながりません。
剥き癖は一時的な対策に過ぎず、原因を解消しない限り、包茎は改善されないでしょう。
③ リスクの増加
無理に皮を剥くと、痛みや出血、感染症のリスクが高まります。
さらに、皮膚に過剰な負担がかかり、包茎が悪化する可能性もあります。
適切な治療を行わないと、将来的に問題が深刻化する恐れがあるため、専門医の診察を受けることが推奨されます。
包茎の根本的な解決には、手術が必要です。
参考記事:全国の包茎手術クリニック
剥き癖に関するSNSの口コミ
Yahoo!知恵袋の口コミ
Q:高校生なのですが剥き癖って付けとくべきなんですか?
A:剥き癖をつける、というより剥いたままの状態になる、のが正しい表現でしょう。
出典:Yahoo!知恵袋
Q:剥き癖とは正確になんなのかをしりたいです。
A:成長途中でめくっているうちに、結果的にめくれたままになっただけのことで、剥き癖という方法があるわけではありません。
出典:Yahoo!知恵袋
Q:剥き癖って効果あるんですか?あと剥き癖について詳しく教えてください
A:剥き癖って何かわかんないけど、無意識に手の皮とか頭皮をむいちゃう人はいますよ。私も昔はよく手の皮むいてましたけど。効果があるようないい行動ではないですね。
出典:Yahoo!知恵袋
Q:だれか剥き癖をつけるやり方教えてください
A:切除手術がいい、将来的に出典:Yahoo!知恵袋
Q:剥き癖って、やるべきなの?勃起8cmの高校1年です。
A:剥き癖がよいかは、人によります。亀頭が成長して剥けるのが(剥ける人としては)正常です。が、カントン包茎などの人が無理に剥き癖をつけると、勃起した時に締め付けられることになります。
出典:Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋では、中高生から「剥き癖を付けるべきか?」という質問が多く見受けられます。
個人差はありますが、剥き癖を付けることには大きなデメリットがないため、実践しておくことをおすすめします。
その後、理想の状態に近づけるために、包茎手術を受けるかどうかを検討するのが良いでしょう。
Twitterの口コミ
皮は剥く(亀頭を露出させる)癖をつけないといけないんですよ 大人になるにつれて徐々に亀頭が大きくなって自然と包皮が広がってくるけど剥き癖をつけないと、所謂包茎になる可能性が高くなるんじゃなかったかな……
出典:Twitter
剥き癖がつくって言うけどいつつくの?ため息でちゃう(笑)
出典:Twitter
むきむき体操🤸♀️ってあんま認知度高くないけど要は剥き癖をつけるってことだから真性の人は頑張るといいと思う。
出典:Twitter
僕は仮性だけど常に剥いていたので亀頭に剥き癖ついて皮かぶる事ありませんでした・・・が!最近剥くのを怠っていた&チンコ太くなったから、すーぐ皮が被るようになりました ( ・᷄ὢ・᷅ )
出典:Twitter
仕事と原稿でずっとオナニー出来なかったからちんちんの皮に剥き癖がついてずっと剥けてる状態になってる・・・ 癖と言うか皺のまま固まってる
出典:Twitter
Twitterでは、剥き癖をつけることを実践している方が意外に多いようです。
しかし、剥き癖がついても、継続しないと元の状態に戻ることがあります。
剥き癖をつけると、包皮にシワができる場合もあるため、剥いた状態でのシワの程度を確認し、剥き癖をつけるかどうかを慎重に判断することが大切です。
具体的な剥き癖の付け方
剥き癖を付ける方法には、仮性包茎と真性包茎の2つがあります。
仮性包茎の場合、包皮を剥いてその状態を維持することで剥き癖を付けることが可能です。
ここでは真性包茎の対策について解説します。
子供なら、むきむき体操
幼児から小中学生までの子供には、「むきむき体操」によって真性包茎でも包皮が剥ける可能性があります。
「むきむき体操」は、岩室医師が提唱した幼児や子供向けの包茎改善方法です。
参考記事:むきむき体操のやり方
大人なら包皮を剥くグッズを活用
大人で真性包茎の場合、キトー君やムケル君などの専用グッズを使って包皮を剥くことが可能です。
包皮が剥けた後は、カリバウアーやヘアゴムなどを使用して剥き癖を付けることができます。
ただし、剥き癖を付けることだけでは包茎を根本的に解決することはできません。
根本的な治療を望む場合は、医療機関での包茎手術を検討することが重要です。
包皮の剥き癖を付ける際の注意点
剥き癖を付ける際には、以下の5点に注意してください。
- 痛みを我慢せず、無理に剥かない
- 根気強く3ヶ月から半年続ける
- 効果が出なくても途中で諦めない
- 剥き癖の限界を理解しておく
- 小中学生の時期に剥き癖を付けることは効果が大きい
包皮を無理に剥こうとすることは、リスクを伴う場合があります。無理をせず、毎日少しずつ進めることが大切です。
無理に剥こうとすると、カントン包茎になる可能性があり、緊急手術が必要になることもあります。
また、剥き癖を付けることはあくまで亀頭の成長を助ける手段であり、すべての包茎問題を解決するわけではありません。
ただし、小中学生のうちに剥き癖を付けることで、将来の亀頭の成長を妨げないメリットがあるため、取り組む価値があります。